2017年03月07日

沈みゆくオリオン座に向かうテールライト

沈みゆくオリオン座に向かうテールライト

28日の夕方、駒ヶ岳・中ノ岳をバックに小出折り返しの2426Dも押さえたのち下山していると、夜の帳が降りてきましたが、月齢1.5の三日月は早くも西の地平線へと没しつつあったので、

満天の星空とともに列車の光跡を撮りたいと思い、国道17号線沿い堀ノ内町にある「土佐屋」の、ショウガの効いたラーメンで身体を温めて、再び国道252号線を大白川へと向かいました。
只見線新潟口、最終の大白川行き2428Dが終着駅に到着すると、折り返しは客扱いをしないで小出へと回送され、

コレに照準を合わせて大白川駅の入広瀬寄りにあるコンクリートアーチ橋へクルマを走らせました。

街から遠いだけに漆黒の闇の上空には、まさに降ってきそうな星々が散りばめており、

冬の主役だったオリオン座は20時を過ぎたのにもかかわらず、天頂から西へと傾き始めていました。

さらにオリオンのベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンで冬の大三角を形成。

これらすべてを入れ込むべくワイドレンズ縦アングルにて画面構成しました。

蛇足ですが、ベテルギウスはすでに星の生命の99.9%を終えており、いつ超新星爆発してもおかしくないとのこと。

もしかしたら、今現在、もう星の死を迎えていて、640光年離れた地球には星を形成していた頃の名残の光を届けているのかも!?

そのいっぽうで自分が目の黒いうちに滅多に見られない天体ショーを見ておきたいという欲求も…。

星空へとロマンを馳せていると、回送列車がゆっくりとアーチ橋の上に現れました。

橋の半ばに差しかかったところでテールライトをレリーズ・オン!!

長時間露光ゆえ、列車が光跡となって満天の星空に向かって往くようでした。


*只見線・大白川〜入広瀬(新潟県魚沼市)
NikonD810+VR24〜120mm
2017.2.28撮影


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この記事へのコメント
32Countさま

素晴らしい星空ですね!

あのコンクリート橋でバルブですか。

脱帽です。星雲もぼんやり見えていそうです。。。
Posted by 狂電関人 at 2017年03月07日 18:06
狂電関人さんへ
ありがとうございます。
はい、国道を跨ぐコンクリート橋です。
三つ星の下はオリオン大星雲なども写っています。これだけの夜空、長野県内でも珍しくなりつつあります。
漆黒の闇の賜物だと思っています。
Posted by 32Count32Count at 2017年03月07日 21:29
32Count様の仰る様に、既に超新星爆発している可能性もありますね
ある日突然、忽然と明るくなる可能性もあると思うと気になります
Posted by DT33DT33 at 2017年03月08日 15:47
DT33さんへ
一説によると半月ほどの明るさになり、昼間でも見えるのだとか!?
一大スペクタクルを見てみたい気もしますが、ベテルギウスを失った時の喪失感を考えると、
フクザツな気持ちです。
Posted by 32Count32Count at 2017年03月09日 21:02
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