2017年03月06日

人煙尽きる山峡の駅

人煙尽きる山峡の駅

只見線新潟口における県内最後の駅となる大白川駅。

実際の集落は駅から2kmほど上がった高台にあり、国道をものの300mも福島県側へと進むと家並みは尽き、

峠を越えた只見町に入るまではブナの原生林のまっただ中をひた走り、破間川の支流・末沢川の徒渉を繰り返します。
かつて只見線が全通していなかった時期、この駅で鉄路は終端しており、主力だった蒸気機関車はここで機回しして再び小出へと向かっていたようです。

今も構内片隅には給水塔が残り、古き時代の名残をとどめています。

駅の南側には破間川が流れていますが、冬の渇水期とあって、川の流れには勢いがありません。

そんな風景の中、只見からの六十里越え区間における始発列車が峠を越えてきたので、ジオラマ風に切り取ってみました。


*只見線・大白川駅にて(新潟県魚沼市)
NikonD810+80〜200mm
2017.3.1撮影


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この記事へのコメント
安全側線は給水線の名残なんですね

駅の周りだけジオラマにしたい駅です(^^♪
山は大変なので
Posted by DT33DT33 at 2017年03月06日 20:49
DT33さんへ
只見線の全線以前、新潟口はたぶん客貨混合を含めて蒸機が輸送の主力を果たしていました。
給水塔は終着駅における機関車への水の供給として欠かせなかったのでしょうね。
以前はタブレットの授受が行われていましたが、CTC化後、無人となり人気が寂しくなったような気がします。
山があって、森があり、川が流れ、とても絵になる駅です♪
Posted by 32Count32Count at 2017年03月07日 21:19
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