2015年03月28日
高尾→松本 ロングシートの苦行

高尾駅から長野への帰還ルートは大きくふたつ。
ひとつは都内へと出て、そこから新幹線または高速バスで帰るということと、
もうひとつはこのまま東線の下り列車に乗って帰るということ。
上京の際は「かぎやき」で大宮まで1時間という最短時間を経験しているだけに食指が動いたものの、
お彼岸の中日ということで新幹線、高速バスとも混雑が予想され、なによりも再び都会の雑踏に入りこむのははばかれ、
時刻表を繰ると立川発松本行き445Mに乗れば、終点で長野行き快速2537Mと9分接続であり、
21時13分に到着することができることが判明!
2537MはE257系の間合い運用に加え、445Mも特急待避が最小限で済むようで、
東線経由の各駅停車で帰ることにしました。
長距離運用ゆえ、うまくすれば115系C編成も予想されるいっぽうで、共通運用で新たに投入された211系2000番台はオールロングシート…、
コイツに当たってしまうと最悪の汽車旅になりそうで、なんとなく厭な予感がしていたら、
来てしまいました、ロングシートが

松本まで延々3時間半も!!
であれば、「あずさ」へ避難したくなりましたが、前述の通り優等列車の待避は四方津駅で「スーパーあずさ25号」と、塩尻駅で「あずさ25号」があるていどで、
前者はスーパーあずさが八王子を出て最初に停車する甲府を前に先行し、後者はもう終点近くで、しかも松本で接続する長野行きは同じ列車ということが分かり、
腹をくくることにしました。
乗車前、駅売店で購入した酒とつまみ、果たして何処でたしなむことができるのか…。
ロングシート仕様の車両、車窓を楽しむモノにとって、まったく用をたさなく、混雑した車内では向こう側の景色を見ることはできず、
それならば座席側の景色と思えば、身体をよじらせなければならず、いい歳したオッサンがこれまた見苦しい…。
しかたないので桂川沿いの景色を見ることを諦めて文庫本をしばらく読みふけっていました。
大月駅の手前で空いてきたので、トイレの目隠し役として設置された2人掛けクロスシートに移動しましたが、
これまた台車の真上ということで乗り心地がはなはだ良くなく、結構な動揺が伝わってきます。
しかし、車窓を眺めながらのワンカップを楽しみたかったので、ここは我慢…。
韮崎到着前で南アルプス・鳳凰三山が雲間から顔を覗かせてくれ、それをアテにちびちび飲む感覚、
中央本線ならではなの車窓ですが、なにもこんなにまでしても、なんていっぽうでは思いました。
それも結局、暗くなって回りが見えなくなると、ロングシートに移動して文庫本の続きを目で追って終点までのしばらくをツブしました。

松本駅ではようやく特急車両であるE257系に乗り継ぎを果たし、
閉店間際の売店で再びワンカップとつまみを買い込んで、長野駅までの小1時間、ようやく正統派の汽車旅を楽しむことができ、
快速列車ゆえ、姨捨駅でのスイッチバック体験はできなかったものの、善光寺平の夜景を目に車窓越しに目にすることができました。
思えば、ここを通過する普通列車のほとんどがロングシート化してしまい、せっかくの「鉄道三大車窓」といわれた景色も、優等列車と一部の観光列車のみとなりました。
老朽化した115系を置き換えるため211系が投入されたのは良しとしますが、
編成によってはオール・ロングシートという配置、
鉄道会社側のなんらかの思惑もあるのでしょうが、せめて編成中に1両は必ずセミクロスシートを組み込んではくれないものか、
日本有数の山岳景観と山紫水明を擁するだけに、
車窓の山旅好きのオッサンの、JR長野支社さんへの切なる願いです。
*篠ノ井線・松本駅、信越本線・長野駅にて
NikonD700+VR24〜120mm
2015.3.21撮影
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お彼岸の中日ということで新幹線、高速バスとも混雑が予想され、なによりも再び都会の雑踏に入りこむのははばかれ、
時刻表を繰ると立川発松本行き445Mに乗れば、終点で長野行き快速2537Mと9分接続であり、
21時13分に到着することができることが判明!
2537MはE257系の間合い運用に加え、445Mも特急待避が最小限で済むようで、
東線経由の各駅停車で帰ることにしました。
長距離運用ゆえ、うまくすれば115系C編成も予想されるいっぽうで、共通運用で新たに投入された211系2000番台はオールロングシート…、
コイツに当たってしまうと最悪の汽車旅になりそうで、なんとなく厭な予感がしていたら、
来てしまいました、ロングシートが


松本まで延々3時間半も!!
であれば、「あずさ」へ避難したくなりましたが、前述の通り優等列車の待避は四方津駅で「スーパーあずさ25号」と、塩尻駅で「あずさ25号」があるていどで、
前者はスーパーあずさが八王子を出て最初に停車する甲府を前に先行し、後者はもう終点近くで、しかも松本で接続する長野行きは同じ列車ということが分かり、
腹をくくることにしました。
乗車前、駅売店で購入した酒とつまみ、果たして何処でたしなむことができるのか…。
ロングシート仕様の車両、車窓を楽しむモノにとって、まったく用をたさなく、混雑した車内では向こう側の景色を見ることはできず、
それならば座席側の景色と思えば、身体をよじらせなければならず、いい歳したオッサンがこれまた見苦しい…。
しかたないので桂川沿いの景色を見ることを諦めて文庫本をしばらく読みふけっていました。
大月駅の手前で空いてきたので、トイレの目隠し役として設置された2人掛けクロスシートに移動しましたが、
これまた台車の真上ということで乗り心地がはなはだ良くなく、結構な動揺が伝わってきます。
しかし、車窓を眺めながらのワンカップを楽しみたかったので、ここは我慢…。
韮崎到着前で南アルプス・鳳凰三山が雲間から顔を覗かせてくれ、それをアテにちびちび飲む感覚、
中央本線ならではなの車窓ですが、なにもこんなにまでしても、なんていっぽうでは思いました。
それも結局、暗くなって回りが見えなくなると、ロングシートに移動して文庫本の続きを目で追って終点までのしばらくをツブしました。

松本駅ではようやく特急車両であるE257系に乗り継ぎを果たし、
閉店間際の売店で再びワンカップとつまみを買い込んで、長野駅までの小1時間、ようやく正統派の汽車旅を楽しむことができ、
快速列車ゆえ、姨捨駅でのスイッチバック体験はできなかったものの、善光寺平の夜景を目に車窓越しに目にすることができました。
思えば、ここを通過する普通列車のほとんどがロングシート化してしまい、せっかくの「鉄道三大車窓」といわれた景色も、優等列車と一部の観光列車のみとなりました。
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編成によってはオール・ロングシートという配置、
鉄道会社側のなんらかの思惑もあるのでしょうが、せめて編成中に1両は必ずセミクロスシートを組み込んではくれないものか、
日本有数の山岳景観と山紫水明を擁するだけに、
車窓の山旅好きのオッサンの、JR長野支社さんへの切なる願いです。
*篠ノ井線・松本駅、信越本線・長野駅にて
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2015.3.21撮影
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雪の姨捨四十八枚棚田をかすめて登るEF64重連単機回送
銀杏黄紅葉をかすめて
霽れゆく朝霧 @飯山線 二題
信州カシオペア紀行を姨捨で撮!!
長野マラソンランナーとリゾートびゅーふるさと
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Posted by 32Count at 12:00│Comments(4)
│鉄道風景・信州(JR東日本)
この記事へのコメント
クロスシートで飲んでも「旅を楽しむ人」に見えるのですが、ロングシートで飲んでいると単なる「酒好き」にしか見えないのは、不思議ですね
やはりボックスシートでビールと弁当・つまみが良いです
やはりボックスシートでビールと弁当・つまみが良いです
Posted by DT33
at 2015年03月28日 22:54

DT33さんへ
編成にクロスシートが組み込まれているか否かでは天と地の違いがあると思います。
まずは車窓を楽しみたい、そして、それを肴にたしなむ程度には飲みたい、
それが地方路線のいいところで醍醐味でしたが、とくに東管内の地方線の普通列車におけるロングシートの進出ぶりは甚だしく、昔のように車窓を楽しみながらの駅弁やビールというのは難しくなりつつありますね。
それをするには「別料金をお支払い下さい」というのが鉄道会社側の思惑なのでしょうか!?
編成にクロスシートが組み込まれているか否かでは天と地の違いがあると思います。
まずは車窓を楽しみたい、そして、それを肴にたしなむ程度には飲みたい、
それが地方路線のいいところで醍醐味でしたが、とくに東管内の地方線の普通列車におけるロングシートの進出ぶりは甚だしく、昔のように車窓を楽しみながらの駅弁やビールというのは難しくなりつつありますね。
それをするには「別料金をお支払い下さい」というのが鉄道会社側の思惑なのでしょうか!?
Posted by 32Count
at 2015年03月29日 08:40

211系は、ワンクッションで投入したので、仕方が無いですね!ただ、最近ロングでも良いかな!と思う時があります。ボックス席で、マナーの無い方と一緒ならロングの方が気軽に思います。どうしてもならちょっと贅沢に特急と言う方が気軽に感じるようになりました。次回の置き換え車両がどうなるか?マナーや乗客次第で決まると感じます。
Posted by くろひょう at 2015年04月01日 21:31
くろひょうさんへ
やはり、車窓をじっくり眺めたい派なので、セミクロスシートの車が編成中に1両だけでもあると良いと思っています。
ロングシートだと車窓が眺めにくいこと甚だしくって、
それとグループ旅行でも向かい合わせだと盛り上がりますし…。
せっかくの山紫水明、現状だと存分に見られないのが残念に思います。
211系、意外と初期型は車齢高いですよね。
やはり、車窓をじっくり眺めたい派なので、セミクロスシートの車が編成中に1両だけでもあると良いと思っています。
ロングシートだと車窓が眺めにくいこと甚だしくって、
それとグループ旅行でも向かい合わせだと盛り上がりますし…。
せっかくの山紫水明、現状だと存分に見られないのが残念に思います。
211系、意外と初期型は車齢高いですよね。
Posted by 32Count
at 2015年04月03日 11:57
