2009年12月17日
デゴイチと上州の名山〜その3谷川岳

この日は上越国境の山並みも、上州武尊(ほたか)山から谷川連峰にかけて綺麗に見えていました。
さすがに多雪帯に加え稜線は灌木帯とあって、連嶺は真っ白。
午後になっても雲の湧く気配がなかったので、高崎へ戻る返しのデゴイチは、谷川岳をバックに撮影することにしました。
谷川岳は高崎郊外からも見ることができますが、やはり至近距離で捉えたいもの。
とすれば、やはり上牧から水上にかけて。
線路の延長線上にその特異な双耳峰を確認できます。
向かって左側が「トマの耳」、右側が「オキの耳」。
このふたつのピークの間にマチガ沢が、さらにオキの耳の向こうに岩壁登攀で有名な一の倉沢が、深い峡谷を刻んでいますが、里からはそれからの大絶壁を直接見ることはできません。
どちらかと言うと「谷川」のネーミングに反して穏やかな表情をしています。
谷川岳と線路とが重なる線路脇、柵の外にポジションを求め、カメラを構えます。
お目当ての列車通過の1時間ほど前は、雲ひとつなく冬の青空と白い峰とのコントラストが見事でしたが、時間の経過とともに国境稜線上に雲が湧き立ちはじめ、それが徐々に上州側へと流れ込んでくるようになりました。
そして、ついには谷川岳の山肌に影を造るまでに大きく成長するにまで至り、さらには撮影地の線路にまで影響が及ぼすようになりました。
こうなると、もう運を天に任すしかほかありません。
幸いSL列車が水上駅を発車する汽笛一声が聞こえる頃には、なんとか国境稜線には再び光が射し込みはじめ、ホッと胸をなで下ろしました。
やがてカーブの向こうから黒い車体が
。
予め決めておいたポイントに差しかかったところでシャッターを連写。
大きな雲の影響がまだ残っていて、列車にまだらな影を落としているのがやや気にはなりましたが、この程度ならまぁ、ご愛嬌。
かえって上越国境の不安定な天候が伝わりますでしょうか?
本日の大物、デゴイチ+旧客6両編成を谷川岳バックに「収穫」!
SLとその後ろに長く連なる茶色の客車に、高度成長期、国鉄が全盛を極めたころの鉄道を見たような気がしました。
*上越線・上牧〜水上(群馬県みなかみ町)
NikonD200+VR18〜200mm
2009.12撮影
とすれば、やはり上牧から水上にかけて。
線路の延長線上にその特異な双耳峰を確認できます。
向かって左側が「トマの耳」、右側が「オキの耳」。
このふたつのピークの間にマチガ沢が、さらにオキの耳の向こうに岩壁登攀で有名な一の倉沢が、深い峡谷を刻んでいますが、里からはそれからの大絶壁を直接見ることはできません。
どちらかと言うと「谷川」のネーミングに反して穏やかな表情をしています。
谷川岳と線路とが重なる線路脇、柵の外にポジションを求め、カメラを構えます。
お目当ての列車通過の1時間ほど前は、雲ひとつなく冬の青空と白い峰とのコントラストが見事でしたが、時間の経過とともに国境稜線上に雲が湧き立ちはじめ、それが徐々に上州側へと流れ込んでくるようになりました。
そして、ついには谷川岳の山肌に影を造るまでに大きく成長するにまで至り、さらには撮影地の線路にまで影響が及ぼすようになりました。
こうなると、もう運を天に任すしかほかありません。
幸いSL列車が水上駅を発車する汽笛一声が聞こえる頃には、なんとか国境稜線には再び光が射し込みはじめ、ホッと胸をなで下ろしました。
やがてカーブの向こうから黒い車体が

予め決めておいたポイントに差しかかったところでシャッターを連写。
大きな雲の影響がまだ残っていて、列車にまだらな影を落としているのがやや気にはなりましたが、この程度ならまぁ、ご愛嬌。
かえって上越国境の不安定な天候が伝わりますでしょうか?
本日の大物、デゴイチ+旧客6両編成を谷川岳バックに「収穫」!
SLとその後ろに長く連なる茶色の客車に、高度成長期、国鉄が全盛を極めたころの鉄道を見たような気がしました。
*上越線・上牧〜水上(群馬県みなかみ町)
NikonD200+VR18〜200mm
2009.12撮影
ちょい初夏新雪の本白根山と新緑の吾妻川をゆく
曲弦ブリッジの渡良瀬川橋梁を渡る8000系 筑波山バックに撮!!
皇海山バックの211系6連
日光白根山バックにWパンタを掲げる211系、朝日に輝く
江ノ電から大島・三原山を望む
関東鉄道キハと朝焼けの筑波山
曲弦ブリッジの渡良瀬川橋梁を渡る8000系 筑波山バックに撮!!
皇海山バックの211系6連
日光白根山バックにWパンタを掲げる211系、朝日に輝く
江ノ電から大島・三原山を望む
関東鉄道キハと朝焼けの筑波山
Posted by 32Count at 13:00│Comments(2)
│日本の名山と鉄道・関東東海
この記事へのコメント
32Countさんこんにちは。
いつも素敵な写真楽しみに拝見しています。
私が谷川岳に通っていたころは、上野発の最終普通列車、確かEF57が牽引していましたが、すぐに電車になってしまった事を思い出しました。
乗り鉄の私ですが、11月に蒲生岳を登って只見線のC11の写真を初めて撮って以来、撮り鉄に興味を持ってしまい、デジカメ一眼レフを購入し、山にも持って行くようになりました。
都合よく私の職場の近くの成田線に昼休み上下3本の
EF65の貨物が通り、毎日撮り鉄の対象となって、練習に励んでいます。
32Countさんの写真を見るたびに、溜息ばかりで、早くうまくなりたいと思うこの頃です。
まさしく私のバイブル書です。今後も期待しています、よろしく。
いつも素敵な写真楽しみに拝見しています。
私が谷川岳に通っていたころは、上野発の最終普通列車、確かEF57が牽引していましたが、すぐに電車になってしまった事を思い出しました。
乗り鉄の私ですが、11月に蒲生岳を登って只見線のC11の写真を初めて撮って以来、撮り鉄に興味を持ってしまい、デジカメ一眼レフを購入し、山にも持って行くようになりました。
都合よく私の職場の近くの成田線に昼休み上下3本の
EF65の貨物が通り、毎日撮り鉄の対象となって、練習に励んでいます。
32Countさんの写真を見るたびに、溜息ばかりで、早くうまくなりたいと思うこの頃です。
まさしく私のバイブル書です。今後も期待しています、よろしく。
Posted by kazuhi49 at 2009年12月17日 18:00
kazuhi49 さんへ
最終の長岡行き、何度かお世話になりました。
私の頃は115系でしたが、ゴーナナ牽引の客レとは羨ましいです。確か土合駅には深夜の2時過ぎに着いて、眠い目をこすりながら、改札口までの長〜い階段を登り、さらに西黒尾根の急登をひぃひぃ言って挑みました。もう30年以上前のこと、久しぶりに彼の山の登ってみたいですね。
ところで、鉄道写真に興味を持っていただき、また大先輩からの嬉しいお言葉をいただきありがとうございます。職場近くに成田線の貨物列車が通るとのことでこれ以上ない被写体、鐵友にも千葉方面によく出かけたりしますよ。鉄道写真はとにかく場数を踏んで慣れることだと思います。日々、練習に励んでいただければと思います。
これからもよろしくお願いします。
最終の長岡行き、何度かお世話になりました。
私の頃は115系でしたが、ゴーナナ牽引の客レとは羨ましいです。確か土合駅には深夜の2時過ぎに着いて、眠い目をこすりながら、改札口までの長〜い階段を登り、さらに西黒尾根の急登をひぃひぃ言って挑みました。もう30年以上前のこと、久しぶりに彼の山の登ってみたいですね。
ところで、鉄道写真に興味を持っていただき、また大先輩からの嬉しいお言葉をいただきありがとうございます。職場近くに成田線の貨物列車が通るとのことでこれ以上ない被写体、鐵友にも千葉方面によく出かけたりしますよ。鉄道写真はとにかく場数を踏んで慣れることだと思います。日々、練習に励んでいただければと思います。
これからもよろしくお願いします。
Posted by 32Count
at 2009年12月18日 08:44
