2022年06月03日

「石丸謙二郎の山カフェ」番組振り返り 小海線と甲斐駒ヶ岳編

「石丸謙二郎の山カフェ」番組振り返り 小海線と甲斐駒ヶ岳編

還暦過ぎて初体験の連続でしたicon10

ラジオ生出演、全国放送、俳優さんとの対談…。

担当ディレクターさんと念入りに打ち合わせをして「コレなら大丈夫!!」と臨んだ本番でしたが、
現場となったNHKラジオセンター132スタジオ、

ある意味私にとって憧れの地でした。

R1好きとして「すっぴん!」「らじるラボ」「午後カフェ」、そして「山カフェ」…、

リスナーとしてお馴染みのワイド番組が発信されたそのスタジオのマイクの前に座るのですから、緊張感はMAXにならざるを得なかったのですが、

「カランコロン、カランコロン♪〜」、

喫茶室の扉を開ける聴き慣れたSEとともにマイクの前に着席するとヘンに胆が座ってきたのでした。

とは言え、交感神経が完全優位な中、仕込んできたネタを言い逃してしまったりしてトークに対する瞬発力やアドリブの無さを憂うのですが、その暇もなく番組はどんどん進行していきました。

なので、生放送中、語れなかったことやエピソードに対する補足を弊ブログでフォローできたらと思います。

まずは、「山と鉄道」にのめり込むキッカケとなった小海線の撮影記から。

これは語ったように社会人一年生で金欠病ではあったものの、大型連休中に遠出して楽しみたい、

そんな欲求から通勤に使っている原付バイクにカメラバックとテント、三脚を荷台に括り付けて当時住んでいた埼玉からそう遠くない小海線での撮影に出かけることにしました。

小海線をセレクトしたのは以前からとても気になる路線だったから。

埼玉の実家を午後に出発をして甲府にはすっかり暗くなった時間帯に到着、

国道20号線沿いのファミレスで夕食を摂って小淵沢駅へと目指し、同駅には日を跨ぐか跨がないかの時間帯に到着して駅待合室でひと晩をすごしました。

この当時は中央本線にも夜行列車が走っており終日待合室は開放されていて仮眠が可能でした。

翌日は夜明け前に活動を開始!

5月とは言え高原の朝はとても寒く、震えながらバイクに跨がって「大曲」と呼ばれる小淵沢〜甲斐小泉間の大カーブを目指しました。

この日は快晴!!

南アルプス連峰は頂上付近にたっぷりの残雪を抱いており、その風景のほんの片隅に小海線のレールが延びており、

東の地平線から太陽が昇ってくると南アルプス北部の盟主・甲斐駒が岳が紅く染まり、その紅が黄色に変わり、白銀になる頃、レールにも太陽光が達し、

小海線の一番列車を撮りました。

この瞬間、「求めていたモチーフはコレだ!!」と閃いたのです。

アップの写真、一番列車のものにしたかったのですが、生憎スグには発掘できず、下り二番列車で。

光線はベタ光となっていますが、

キハ57x2(国鉄急行色)+キハ52(国鉄首都圏色)の編成は今となっては懐かしいです。

(それにしてもKRの退色の無さは凄い!)

そして、ほぼ同一アングルで撮ったのが番組フォトギャラリーにアップした一枚です。

「石丸謙二郎の山カフェ」番組振り返り 小海線と甲斐駒ヶ岳編

初撮影日から30余年の時を経て山麓を走るキハはJR発注の新系列に置きかわりましたが、背後の甲斐駒ヶ岳の姿とともに周囲の景観がそのまま保たれているのがなによりです。

読むらじるでも当日の放送内容が公開されています。


*小海線・小淵沢〜甲斐小泉(山梨県北杜市/旧小淵沢町)
NikonFM2+80〜200mm(KR)
1984.5.3撮影
NikonD810+VR24〜120mm(C-PLフィルター使用)
2016.12.31撮影


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この記事へのコメント
ラジオ生放送、お疲れさまでした。キハ57懐かしいですね。

二枚の写真を比べてもDC以外何も変わってないのがビックリです。山岳路線の小海線と言われますが、木が伸びてきて車窓から南アルプスや富士山を眺望できる場所も少なくなる中、ここはC56の頃から変わらず大好きな場所です。
Posted by 〇倉です at 2022年06月04日 18:04
〇倉さんへ

お聴きいただきありがとうございました。

小海線の「大曲り」、シゴロク時代からの撮影名所ですね。○倉さんはもしかしたら現役時代、撮られているのですか?
復活運転の時、チャンスがありましたが、あまりにも人が多くって野辺山から循環急行に乗って小淵沢では接続の客レ臨時急行で帰宅したのが悔やまれます。
その時代からほぼ変わらずにあるのがありがたいですね。小海線で客レ復活運転の時はたいへんな賑わいをみせましたが、チビロク廃車でもうこれからはないのでしょうね。
Posted by 32Count32Count at 2022年06月07日 13:52
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