2018年06月09日

会津盆地、水の時季

会津盆地、水の時季

会津盆地遠征の目的、そのひとつが蓋沼公園からの只見線・大俯瞰を写真にすること。

その絶景ぶりは、昨年は朝焼けの風景を撮ることができたものの、列車を絡めての撮影はできずだったので、

退院したならば浅草岳バックの急行色キハとともに撮りたかった題材でした。
<SLばんえつ物語>を撮影後、会津坂下から会津高田を目指します。

その入り口の案内標識を注意深く確認しつつ、それを発見するや丘陵へと続く山道へと右折して、

つづら折りをどん突きまで登ったところがお目当ての場所です。

景色の開けたところからは眼下には「ドバ〜」という感じで会津盆地が広がっており、

穀倉地帯ならではの整備が進んだ圃場にはやや苗が生長したものの水郷を思わせる光景にまず息を飲み、

すぐさま冷静になってカメラのセッティングに掛かることにしました。

広大なだけにどこを切り取るかが難しいところですが、水田の中に屋敷森が点在しており、その中のひとつをアクセントとして取り入れて縦アングルで画面を構成することにしました。

ここでのお目当ての列車は夕方、会津坂下止まりの433Dでした。

平日なら確実にキハ40形の4連となるはずでしたが、この日は日曜日。

減車されることが考えられるいっぽうで、

この編成がそのまま翌日の422Dとなり、月曜日朝の通勤通学列車として使用されるため4連で来ることはじゅうぶん考えられました。

定刻の17時59分、会津高田駅を発車するタンフォンが一声。

やがて、フレームの中に433Dが入ってきたのですが、遠目だったこととその編成長から2両編成に減車されているかとぱっと見思った次の瞬間、合点がいきました。

先頭車両が濃い緑色のラッピングキハが付いていました。

なるほどロングだと景色の中に同化してしまうワケです。

ここは東北地域色に統一したかっただけにいささか残念!

来年のリベンジに期待です。

とは言え、会津盆地の雄大な田園風景の中、数年先には確実に置き換えられるキハ40形の存在感を見せつけてくれました。

瑞穂の国ニッポンを感じさせてくれるのにじゅうぶんでした。


*只見線・会津高田〜根岸(福島県会津美里町)
NikonD810+300mm(PLフィルター使用)
2018.6.3撮影


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