2015年11月05日
山分、海(塩)分、そして鉄分を満喫!! 2015富山マラソン
▼富山マラソンゴール地点の富山市総合体育館。当日は晴天に恵まれ10797人が秋たけなわの越中路を駆け抜けました
●走り込み不足で迎えた11月1日
北陸新幹線の延伸で今、脚光を浴びている北陸地方。
11月は月初の富山マラソン、中旬の金沢マラソンと、お初となるフルマラソンの大会が目白押し。

●走り込み不足で迎えた11月1日
北陸新幹線の延伸で今、脚光を浴びている北陸地方。
11月は月初の富山マラソン、中旬の金沢マラソンと、お初となるフルマラソンの大会が目白押し。
ここ数年、仕事でお世話になっている地域の、フルマラソンとあってどちらにしようかと迷いましたが、
先着順ということ、そして、なによりも天気に恵まれれば北アルプス・立山連峰を眺めてのランニングには代えがたく、富山を選択しました。
確かエントリーをしたのは今年の長野マラソンの翌日でしたっ。
早々に秋の目標ができて、今度こそは再びのサブ3.5をと思って、スポクラ主催の練習会に参加するなど、意欲的に走り込んでいる(つもり)でしたが、それも夏頃から怪しくなってきて…。
理由は右ふくらはぎと腰の痛みから。
どうも走るとこの二箇所がうずき出して、とくに腰痛はとても耐えがたく…。
登山ではさほど支障がないのですが、ランニングになると、痛くって
そんなのがレース直前まで続いて、正直、棄権しようかとも、思いましたが、
元同僚からの応援メールに加え、関係各位にも伝えているゆえ、やはり、あとには引けず、
気休めにしかなりませんでしたが、レース一週間前、ようやく練習は再開したものの、10月の走行距離はわずかに55km。
登山を含めれば150kmほどになりますが、登山で使う筋肉とランニングで使う筋肉の部位は異なっていて、
心肺機能は高めても、フルマラソンに耐えうる脚づくりには完璧に失敗して10月が終わりました。
そして、前日の31日に富山入り。

受付が終了する1時間前、富山市総合体育館に滑り込んで、ゼッケンを受け取りました。
体育館から出ると橋がライトアップされており、思わずスマホでパチリ☆彡
あとで調べて分かったのですが、富岩運河環水公園の「天門橋」とのこと。
道中降っていた雨はすっかり上がっていました。
●氷見線に初乗車してスタート地点へ
3時過ぎに目が覚めて窓外を見ると、木星と火星が東の空高く昇っており、この日の晴天を確信。
5時半過ぎ、雨晴海岸にて払暁の立山連峰をバックに氷見線の列車や劔岳からのご来光を撮ったりして、
レース直前にもかかわらず、鉄分、山モードでの「朝練」をこなしました。
(次回、アップします)

雨晴駅からは高岡行き526Dに乗り、スタート地点である高岡古城公園の最寄り駅・越中中川駅へ。
何度となくカメラを向けていた氷見線、恥ずかしながらこれが初乗車。
高岡方に「忍者ハットリ君」がラッピングされたキハ40を含む3連はゆっくりと富山湾に沿って走り、
越中国分からは工場地帯へと車窓が一転して…、
そのギャップ、氷見線の醍醐味かもしれません。
エンジンは換装されているとは言え、久々に聞くキハ40系のエンジン音にしばし癒やされます♪
越中中川駅に到着すると、すでに多くのランナーでごった返していました。
初めて分かったのですが、意外や意外、スタート地点=越中中川駅でした。
15分程度、歩くことを覚悟していたのですが、これは嬉しい誤算。
荷物を預けて、併設されているトラックで軽いジョグ&ストレッチでウォーミングアップ。
8時20分頃、スタートエリアであるBブロックへと移動します。
●キロ=5分20秒〜30秒にタイム設定して、42.195km先の富山市総合体育館へ
いかんせん、走りこみ不足から、毎度のサブ3.5狙いである、キロ=4分55秒で走り切ることはハナから諦め、
サブ4狙いへと下方修正して臨み、したがってキロ=5分20〜30秒に落とす作戦にて。
レースならではのハイな気分から、脚が進んでしまうことを完全封印。
9時、号砲一発!
スタートラインまでのロスタイムは1分14秒、
跨ぐといよいよレースが始まります。
高岡市街地は道幅が狭い上、結構、曲がりくねっていましたが、それ以上に旧市街地の町並みは魅力的でした。
いつもは万葉線の、電車通りばかりをクルマで走るだけでしたので、少し町の中に入りこむだけでずいぶん展開する景観は変わるものだと思いました。
翌日の「北日本新聞」の一面トップでは高岡大仏バックに走るランナーが掲載されていましたが、
まったく気づかず…、
それだけ前方に注視していたということなのかも!?
最初の5kmは26分21秒で通過。
設定タイムよりも約40秒早…。
いかん、いかん、もう少しスピードを落とさねば、脚がもたない
高岡駅ではラッセルヘッド装着済みのDE15が、跨線橋からはタラコ色キハ40系の姿を目の当たりにすることができ、
▼万葉線ドラえもんトラム。以前アップした画像の再掲載です
さらには万葉線のドラえもんトラムが駅前で停泊しているなど、のっけから鉄分が濃厚♪
(万葉線は午前中ウヤ!?)
10km手前から庄川左岸を下ります。
10kmのラップが26分ジャスト。
15kmのラップが26分03秒、
自分では信じられないほどの正確な体内時計、予定よりもかなり早着でしたが、どうやらこれが自分に合っているようで。
●懸案の新湊大橋の登り、右に富山湾、正面に立山連峰を眺めての至高のランニング♪
新湊市街も趣きある佇まい、なによりもからくり屋台が出迎えてくれ、カメラをしのばせていれば撮りたかったほど。
20km手前からいよいよ新湊大橋の登りにさしかかります。
富山新港に架かる日本海側最大の斜張橋、
海面からの最大高47mを稼ぐため、エントランス部分を含めると3600mにも及び、
当然、半分は長い登り坂が続く訳で…。
ここを越えるのがレース前からの懸案でした。
▼富山新港をひと跨ぎする新湊大橋の夜景。左に係留されているのが帆船・海王丸。レース終了後、脚を引きずりつつ出かけてきました。アノ上を昼間、走ったのです
しかし、イザ、新湊大橋の登りに差しかかると、思ったほどキツくはなく、どちらかと言うと攻めていきたくなるような緩勾配で、
左に富山湾と帆船・海王丸を、正面に立山連峰を眺めてのランニングは、今まで味わったことがないくらいのビュースポット&至福のひと時。
それまでの足かせを解放して、ここは気の向くままに快感を求めての走りに徹しました。
通常、車道部は歩行者の通行はできなく、まさにこの富山マラソンランナーの特権です。
そのため20kmのラップが26分31秒と若干遅くはなったものの、25kmでは25分54秒と、この日一番のラップを記録しました。
●25km以降は失速の一途、しかし、なんとか3時間台でフィニッシュ
新湊大橋でのはしゃぎっぷりは25km以降、やはりと言うかボディーブローのように効いてきました。
富山平野の田園地帯を走るコースで、やはり正面には立山連峰を目にすることができましたが、
このあたりから明らかなペースダウン

やはりにわか作りの脚、30kmの壁を前にして無残にも崩れていきます。
30kmのラップが28分42秒にまで落ちてしまいました。
目標値が27分でしたから、ここからは蓄えてきた貯金を切り崩すことになります。
35km手前で北陸新幹線とあいの風とやま鉄道を潜りますが、あまり記憶になく…。
加えて呉羽丘陵の緩い登りでさらにブレーキに拍車がかかり、
35kmのラップが32分04秒にまで落ちてしまいました。
幸いサミットを越えるとあとは何度も見たことのある風景が展開して、高山線を越えると間もなく富山大学のキャンパスがある富山地鉄市内電車の電停・南富山駅へ。
昨年の秋、この界隈で黄葉した銀杏を絡めて路面電車を撮ったことが思い出され、
なによりも電停に電車が停泊していたことに励まされる思いでした。
やはり路面電車の走る街、良いもの、
富山マラソンの鉄分の濃さを改めて認識しました。
▼神通川を渡る富山地鉄市内線・レトロ電車。これも既出です
何度も撮影した神通川を渡るといよいよ富山市街の中心部へ。
富山城手前で左折をすると、環状線・セントラムの、黒っぽい車体が停泊していました。
富山駅前の電車通りを北上し、駅手前でさらに左折、再びあいの風とやま鉄道と北陸新幹線を潜る手前が40km地点。
残すはあと2km弱…。
40kmのラップが33分12秒。
キロ=6分40秒、時速にすると9km/hほど…。
ここの通過タイムが12時45分過ぎ、
あと2kmをなんとか14分以内に走らなければなりません。
歩いて楽な方への誘惑にかられますが、そんな時、サブ4のペースランナーが追い抜いていき、
なんとかこれにだけは喰らいついた結果、
ぎりぎり3時間58分45秒でフィニッシュ!!
(ネットタイムは3時間57分59秒)
取り敢えずは目標値はクリア
30km地点までは3時間40分台も狙える、なんて思ったものの、生半可な練習ではフルマラソンは到底太刀打ちができるハズもなく、
最低限の目標の達成のみに終わりました。
とは言え…、
立山連峰を、富山湾を、高岡と新湊の古い町並を、そして高岡と富山の鉄道車両を眺めての42.195km、
山好き、海好き、歴史好き、鉄道好きには堪えられなく、それを橋渡しするのがフルマラソン…。
我ながら多趣味人間冥利に尽きるかな!?

レース終了後、完走証を受け取り、上述のラップを確認します。
沿道の応援、とても篤いものがあり、とても力になりました。

とくに富山商業高校の硬派な応援、なんだか「嗚呼、花の応援団」に出てくるような大きな団旗を掲げて太鼓を打ち鳴らしての応援には元気づけられました。
駅南側へ行くと、第9関門の制限時間が迫っていました。
15時36分に閉鎖されるとのこと。

ぎりぎり関門通過するランナーがいる傍ら、惜しくもあと数秒が足りずに強制的に収容されるランナーの姿もあり、
とくに最後の関門だけにここで打ち切りされるランナーの悔しさ、身につまされました。
駅へと戻る道すがら、見つけたラーメン店の暖簾をくぐると、「元祖富山ブラック」を掲げる大善さん。

42.195kmを走りきってすっかり空腹となったお腹にぺろりと平らげ、自分へのご褒美としました。
春の長野、秋の富山、どうやら定番化しそうな感じです。
今年はエントリー開始の混乱は皆無でしたが、今年の評判から来年は激パになる予感…!?
富山マラソンを支えてくれた関係各位さま、そして、沿道で応援してくれた方々には、あらためて御礼を申し上げます。
●反省と来春の長野マラソンに向けて
まったくの走り込み不足で臨んだ富山マラソン。
結果的にはなんとかサブ4は達成できましたが、念入りに準備を進めていればもう少しいい記録を出せたのかな!?
腰痛を理由に練習をサボタージュ、
要はモチベーションをいかにキープすること、
年齢を重ねると思うように出来ないのですが、通っているジムのスタッフに身体のつくり方、ケアの仕方のレクチャーを受けつつ、
次回はベストな脚つくりをした上で42.195kmに臨もうと思うのであります。
*富山マラソン2015にて
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先着順ということ、そして、なによりも天気に恵まれれば北アルプス・立山連峰を眺めてのランニングには代えがたく、富山を選択しました。
確かエントリーをしたのは今年の長野マラソンの翌日でしたっ。
早々に秋の目標ができて、今度こそは再びのサブ3.5をと思って、スポクラ主催の練習会に参加するなど、意欲的に走り込んでいる(つもり)でしたが、それも夏頃から怪しくなってきて…。
理由は右ふくらはぎと腰の痛みから。
どうも走るとこの二箇所がうずき出して、とくに腰痛はとても耐えがたく…。
登山ではさほど支障がないのですが、ランニングになると、痛くって

そんなのがレース直前まで続いて、正直、棄権しようかとも、思いましたが、
元同僚からの応援メールに加え、関係各位にも伝えているゆえ、やはり、あとには引けず、
気休めにしかなりませんでしたが、レース一週間前、ようやく練習は再開したものの、10月の走行距離はわずかに55km。
登山を含めれば150kmほどになりますが、登山で使う筋肉とランニングで使う筋肉の部位は異なっていて、
心肺機能は高めても、フルマラソンに耐えうる脚づくりには完璧に失敗して10月が終わりました。
そして、前日の31日に富山入り。

受付が終了する1時間前、富山市総合体育館に滑り込んで、ゼッケンを受け取りました。
体育館から出ると橋がライトアップされており、思わずスマホでパチリ☆彡
あとで調べて分かったのですが、富岩運河環水公園の「天門橋」とのこと。
道中降っていた雨はすっかり上がっていました。
●氷見線に初乗車してスタート地点へ
3時過ぎに目が覚めて窓外を見ると、木星と火星が東の空高く昇っており、この日の晴天を確信。
5時半過ぎ、雨晴海岸にて払暁の立山連峰をバックに氷見線の列車や劔岳からのご来光を撮ったりして、
レース直前にもかかわらず、鉄分、山モードでの「朝練」をこなしました。
(次回、アップします)

雨晴駅からは高岡行き526Dに乗り、スタート地点である高岡古城公園の最寄り駅・越中中川駅へ。
何度となくカメラを向けていた氷見線、恥ずかしながらこれが初乗車。
高岡方に「忍者ハットリ君」がラッピングされたキハ40を含む3連はゆっくりと富山湾に沿って走り、
越中国分からは工場地帯へと車窓が一転して…、
そのギャップ、氷見線の醍醐味かもしれません。
エンジンは換装されているとは言え、久々に聞くキハ40系のエンジン音にしばし癒やされます♪
越中中川駅に到着すると、すでに多くのランナーでごった返していました。
初めて分かったのですが、意外や意外、スタート地点=越中中川駅でした。
15分程度、歩くことを覚悟していたのですが、これは嬉しい誤算。
荷物を預けて、併設されているトラックで軽いジョグ&ストレッチでウォーミングアップ。
8時20分頃、スタートエリアであるBブロックへと移動します。
●キロ=5分20秒〜30秒にタイム設定して、42.195km先の富山市総合体育館へ
いかんせん、走りこみ不足から、毎度のサブ3.5狙いである、キロ=4分55秒で走り切ることはハナから諦め、
サブ4狙いへと下方修正して臨み、したがってキロ=5分20〜30秒に落とす作戦にて。
レースならではのハイな気分から、脚が進んでしまうことを完全封印。
9時、号砲一発!
スタートラインまでのロスタイムは1分14秒、
跨ぐといよいよレースが始まります。
高岡市街地は道幅が狭い上、結構、曲がりくねっていましたが、それ以上に旧市街地の町並みは魅力的でした。
いつもは万葉線の、電車通りばかりをクルマで走るだけでしたので、少し町の中に入りこむだけでずいぶん展開する景観は変わるものだと思いました。
翌日の「北日本新聞」の一面トップでは高岡大仏バックに走るランナーが掲載されていましたが、
まったく気づかず…、
それだけ前方に注視していたということなのかも!?
最初の5kmは26分21秒で通過。
設定タイムよりも約40秒早…。
いかん、いかん、もう少しスピードを落とさねば、脚がもたない

高岡駅ではラッセルヘッド装着済みのDE15が、跨線橋からはタラコ色キハ40系の姿を目の当たりにすることができ、
▼万葉線ドラえもんトラム。以前アップした画像の再掲載です

さらには万葉線のドラえもんトラムが駅前で停泊しているなど、のっけから鉄分が濃厚♪
(万葉線は午前中ウヤ!?)
10km手前から庄川左岸を下ります。
10kmのラップが26分ジャスト。
15kmのラップが26分03秒、
自分では信じられないほどの正確な体内時計、予定よりもかなり早着でしたが、どうやらこれが自分に合っているようで。
●懸案の新湊大橋の登り、右に富山湾、正面に立山連峰を眺めての至高のランニング♪
新湊市街も趣きある佇まい、なによりもからくり屋台が出迎えてくれ、カメラをしのばせていれば撮りたかったほど。
20km手前からいよいよ新湊大橋の登りにさしかかります。
富山新港に架かる日本海側最大の斜張橋、
海面からの最大高47mを稼ぐため、エントランス部分を含めると3600mにも及び、
当然、半分は長い登り坂が続く訳で…。
ここを越えるのがレース前からの懸案でした。
▼富山新港をひと跨ぎする新湊大橋の夜景。左に係留されているのが帆船・海王丸。レース終了後、脚を引きずりつつ出かけてきました。アノ上を昼間、走ったのです

しかし、イザ、新湊大橋の登りに差しかかると、思ったほどキツくはなく、どちらかと言うと攻めていきたくなるような緩勾配で、
左に富山湾と帆船・海王丸を、正面に立山連峰を眺めてのランニングは、今まで味わったことがないくらいのビュースポット&至福のひと時。
それまでの足かせを解放して、ここは気の向くままに快感を求めての走りに徹しました。
通常、車道部は歩行者の通行はできなく、まさにこの富山マラソンランナーの特権です。
そのため20kmのラップが26分31秒と若干遅くはなったものの、25kmでは25分54秒と、この日一番のラップを記録しました。
●25km以降は失速の一途、しかし、なんとか3時間台でフィニッシュ

新湊大橋でのはしゃぎっぷりは25km以降、やはりと言うかボディーブローのように効いてきました。
富山平野の田園地帯を走るコースで、やはり正面には立山連峰を目にすることができましたが、
このあたりから明らかなペースダウン


やはりにわか作りの脚、30kmの壁を前にして無残にも崩れていきます。
30kmのラップが28分42秒にまで落ちてしまいました。
目標値が27分でしたから、ここからは蓄えてきた貯金を切り崩すことになります。
35km手前で北陸新幹線とあいの風とやま鉄道を潜りますが、あまり記憶になく…。
加えて呉羽丘陵の緩い登りでさらにブレーキに拍車がかかり、
35kmのラップが32分04秒にまで落ちてしまいました。
幸いサミットを越えるとあとは何度も見たことのある風景が展開して、高山線を越えると間もなく富山大学のキャンパスがある富山地鉄市内電車の電停・南富山駅へ。
昨年の秋、この界隈で黄葉した銀杏を絡めて路面電車を撮ったことが思い出され、
なによりも電停に電車が停泊していたことに励まされる思いでした。
やはり路面電車の走る街、良いもの、
富山マラソンの鉄分の濃さを改めて認識しました。
▼神通川を渡る富山地鉄市内線・レトロ電車。これも既出です

何度も撮影した神通川を渡るといよいよ富山市街の中心部へ。
富山城手前で左折をすると、環状線・セントラムの、黒っぽい車体が停泊していました。
富山駅前の電車通りを北上し、駅手前でさらに左折、再びあいの風とやま鉄道と北陸新幹線を潜る手前が40km地点。
残すはあと2km弱…。
40kmのラップが33分12秒。
キロ=6分40秒、時速にすると9km/hほど…。
ここの通過タイムが12時45分過ぎ、
あと2kmをなんとか14分以内に走らなければなりません。
歩いて楽な方への誘惑にかられますが、そんな時、サブ4のペースランナーが追い抜いていき、
なんとかこれにだけは喰らいついた結果、
ぎりぎり3時間58分45秒でフィニッシュ!!
(ネットタイムは3時間57分59秒)
取り敢えずは目標値はクリア

30km地点までは3時間40分台も狙える、なんて思ったものの、生半可な練習ではフルマラソンは到底太刀打ちができるハズもなく、
最低限の目標の達成のみに終わりました。
とは言え…、
立山連峰を、富山湾を、高岡と新湊の古い町並を、そして高岡と富山の鉄道車両を眺めての42.195km、
山好き、海好き、歴史好き、鉄道好きには堪えられなく、それを橋渡しするのがフルマラソン…。
我ながら多趣味人間冥利に尽きるかな!?

レース終了後、完走証を受け取り、上述のラップを確認します。
沿道の応援、とても篤いものがあり、とても力になりました。

とくに富山商業高校の硬派な応援、なんだか「嗚呼、花の応援団」に出てくるような大きな団旗を掲げて太鼓を打ち鳴らしての応援には元気づけられました。
駅南側へ行くと、第9関門の制限時間が迫っていました。
15時36分に閉鎖されるとのこと。

ぎりぎり関門通過するランナーがいる傍ら、惜しくもあと数秒が足りずに強制的に収容されるランナーの姿もあり、
とくに最後の関門だけにここで打ち切りされるランナーの悔しさ、身につまされました。
駅へと戻る道すがら、見つけたラーメン店の暖簾をくぐると、「元祖富山ブラック」を掲げる大善さん。

42.195kmを走りきってすっかり空腹となったお腹にぺろりと平らげ、自分へのご褒美としました。
春の長野、秋の富山、どうやら定番化しそうな感じです。
今年はエントリー開始の混乱は皆無でしたが、今年の評判から来年は激パになる予感…!?
富山マラソンを支えてくれた関係各位さま、そして、沿道で応援してくれた方々には、あらためて御礼を申し上げます。
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まったくの走り込み不足で臨んだ富山マラソン。
結果的にはなんとかサブ4は達成できましたが、念入りに準備を進めていればもう少しいい記録を出せたのかな!?
腰痛を理由に練習をサボタージュ、
要はモチベーションをいかにキープすること、
年齢を重ねると思うように出来ないのですが、通っているジムのスタッフに身体のつくり方、ケアの仕方のレクチャーを受けつつ、
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2019年長野マラソン記録証
第22回長野マラソン「ゼロ関門」突破!!
感無量!!網膜剥離から復帰の完走、第20回長野マラソン
長野マラソン、無事にエントリー!!
第19回長野マラソン記録証
最高気温23.9℃ 暑さの中の完走 第19回長野マラソン
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Posted by 32Count at 12:00│Comments(2)
│マラソン(レース記・トレーニング)
この記事へのコメント
32Countさま
臨場感たっぷりのマラソン記楽しく拝読させていただきました。
マラソンは無理までも近頃益々落ちた体力を少しだけでも戻すべく体を動かさねばと・・・。
それにしても富山ブラック、食べたくなりますね!(涎)
あと、いよいよあと一座のバースイヤー百名山。
こころより無事達成を祈念いたします。
臨場感たっぷりのマラソン記楽しく拝読させていただきました。
マラソンは無理までも近頃益々落ちた体力を少しだけでも戻すべく体を動かさねばと・・・。
それにしても富山ブラック、食べたくなりますね!(涎)
あと、いよいよあと一座のバースイヤー百名山。
こころより無事達成を祈念いたします。
Posted by 狂電関人 at 2015年11月05日 13:35
狂電関人さんへ
お陰さまで、なんとか、3時間台で完走できました。
練習不足の割には…。
富山ブラック〜、是非、次回の北陸詣ででいただきましょう。
さて、バースデー登山、果たして何処にしようかと画策中です。
ちょうど北のほうで青い客車が走るので、宝の山、なんて良いかも、なんて思っています。
問題は雪ですが…。
お陰さまで、なんとか、3時間台で完走できました。
練習不足の割には…。
富山ブラック〜、是非、次回の北陸詣ででいただきましょう。
さて、バースデー登山、果たして何処にしようかと画策中です。
ちょうど北のほうで青い客車が走るので、宝の山、なんて良いかも、なんて思っています。
問題は雪ですが…。
Posted by 32Count
at 2015年11月08日 02:50
