2008年02月22日
東京マラソン全記録(後編)

中間点を過ぎましたが、上体、下肢ともいたって変化はありませんでした。
要所で立ち止まっては写真を撮り、また走り出すという「暴挙」を何度も繰り返しているにもかかわらず…。
風邪気味ですが、呼吸は安定しているし、脚の痛みや違和感も感じられません。
やはり身体のセンターを意識して、おへそのあたりをきゅっと上に持ち上げて、腰を中心に腕を後方に振り、脚の付け根から前に出す走りかたが功を奏しているのかもしれません。
中間点を少し過ぎたあたりが数寄屋橋、ちょうど上を東海道本線と新幹線などなどの線路が跨いでいます。
出来れば新幹線を絡めて撮りたかったのですが、やって来る気配が乏しかったので、そのまま銀座四丁目交差点を左折して中央通りへ。
日本ばかりでなく、世界的な目抜き通りをこれからしばらくは辿ります。
沿道の応援はさらに多く、切れ目がないほどの人垣が続いています。
そんな中を走る恍惚感、まさに市民ランナーの極みでした。
京橋、日本橋を過ぎるとほどなく25km地点。
通過タイムは2時間2分13秒。

やがて前に鉄道のガードが見えてきました。
総武線です。
左手には浅草橋駅があります。
ガードに差しかかったところでちょうで西行きの電車が来たのでこれをパチリ。
E231系でした。
青空に浮かぶ白雲がなんとも印象的でした。
ここまで来ると浅草の折り返しまではそう遠くはありません。
今まで2〜5kmごとに設置されている給水ポイントには必ず立ち寄って水分を少しでも摂るようにしました。
冬とはいえ、結構な汗が吹き出ていますから…。
それと給食ポイントでのバナナ。
去年の経験から多めに用意されたとのこと。
レース中、数少ない栄養分の補給だけにこちらも必ず立ち寄って1/2にカットされたバナナをむしゃぶりついていました。
他にあんぱん、チョコレートなどが用意されたようですが、咀嚼の回数が少ない上、水分も同時に摂れるバナナが一番です。

やがて、視線の先に雷門の赤い提灯が見えてきました。
銀座界隈と同様、このあたりもギャラリーが多く、やはり人垣を作っています。
ギャラリーからすれば大勢のランナーの一人に過ぎませんから、自分の存在なんて案外見られてないのかもしれません。
だけど、こちらからするとたくさんの視線が集中しているような錯覚を覚え、なかなかの緊張感です。
浅草の「デルタ地帯」を3/4周すると、コースは再び銀座を目指し南下します。
30km地点通過タイムは2時間28分27秒。
残り12kmを1km=5分のペース、つまり時速12km/hで走ることできれば、3時間30分以内で走られる計算が成り立ちます。
幸いにして脚には異常は感じられません。
日本橋、京橋と過ぎ、再び銀座四丁目交差点へ。
往路はよく「和光」の姿を見ることが出来なかったので、今度はランナーを入れつつじっくりと写真を撮りました。
このあたりでちょうど正午を迎えました。
続いて数寄屋造りの外観が特徴的な歌舞伎座が左手に見えてきます。
築地付近が35km地点。
通過タイムは2時間53分30秒。
このあたりからいよいよベイエリアへ足を踏み入れると同時に景色にも変化が見られます。
後半の難所、36km地点から始まる佃大橋の緩く長く続く上りはなんなく登りきることができ、37km地点の春海橋もどうにか走りきることができました。
40km地点の通過タイムは3時間18分03秒。
残り約2kmを10分で走ることができれば3時間28分でゴールすることができます。
しかし。
このあたりから脚が思うように動かなくなりました。
足取りが重いのです。
ジムの走友が声を掛けてくれてお互いに写真の撮り合いをします。
なんとか後を付いていこうとするのですが、思うようにいきません。
だんだんと背中が小さくなっていきました。
今回のレースでこの40kmから先が一番、ツラかったようです。
とにかく1kmが長く感じられました。
「ゆりかもめ」が上に見えてくるようになると東京ビッグサイトは近いです。
41kmを過ぎた先を左折して少し直進して右折すると、視線の先にゴール地点が見えてきます。
最後の力をふり絞って200mほどの直線をラストスパート。
視界に公式のタイムが留まります。
時計の表示は12時38分を表示し、秒が48、49、50…、とタイムアップしていきます。
28分台にゴールすべくダッシュします。
秒表示が59を示した時、ゴールしたと思いましたが、後日、公式のHPで記録を確認すると12時39分通過、つまり、グロスタイムで3時間29分ちょうどでの完走でした。
なんとかサブ3.5を達成することができ、タイムも歴代2位の好記録でした。
途中、写真撮影のため立ち止まったのは、新宿大ガード、飯田橋、東京タワー、品川折り返し、数寄屋橋、銀座、浅草橋駅、浅草、銀座四丁目、歌舞伎座の10ヶ所。
写真をよく撮ったレースでもありました。
出来れば新幹線を絡めて撮りたかったのですが、やって来る気配が乏しかったので、そのまま銀座四丁目交差点を左折して中央通りへ。
日本ばかりでなく、世界的な目抜き通りをこれからしばらくは辿ります。
沿道の応援はさらに多く、切れ目がないほどの人垣が続いています。
そんな中を走る恍惚感、まさに市民ランナーの極みでした。
京橋、日本橋を過ぎるとほどなく25km地点。
通過タイムは2時間2分13秒。

やがて前に鉄道のガードが見えてきました。
総武線です。
左手には浅草橋駅があります。
ガードに差しかかったところでちょうで西行きの電車が来たのでこれをパチリ。
E231系でした。
青空に浮かぶ白雲がなんとも印象的でした。
ここまで来ると浅草の折り返しまではそう遠くはありません。

冬とはいえ、結構な汗が吹き出ていますから…。
それと給食ポイントでのバナナ。
去年の経験から多めに用意されたとのこと。
レース中、数少ない栄養分の補給だけにこちらも必ず立ち寄って1/2にカットされたバナナをむしゃぶりついていました。
他にあんぱん、チョコレートなどが用意されたようですが、咀嚼の回数が少ない上、水分も同時に摂れるバナナが一番です。

やがて、視線の先に雷門の赤い提灯が見えてきました。
銀座界隈と同様、このあたりもギャラリーが多く、やはり人垣を作っています。
ギャラリーからすれば大勢のランナーの一人に過ぎませんから、自分の存在なんて案外見られてないのかもしれません。
だけど、こちらからするとたくさんの視線が集中しているような錯覚を覚え、なかなかの緊張感です。
浅草の「デルタ地帯」を3/4周すると、コースは再び銀座を目指し南下します。
30km地点通過タイムは2時間28分27秒。
残り12kmを1km=5分のペース、つまり時速12km/hで走ることできれば、3時間30分以内で走られる計算が成り立ちます。
幸いにして脚には異常は感じられません。
日本橋、京橋と過ぎ、再び銀座四丁目交差点へ。
往路はよく「和光」の姿を見ることが出来なかったので、今度はランナーを入れつつじっくりと写真を撮りました。
このあたりでちょうど正午を迎えました。
続いて数寄屋造りの外観が特徴的な歌舞伎座が左手に見えてきます。
築地付近が35km地点。
通過タイムは2時間53分30秒。
このあたりからいよいよベイエリアへ足を踏み入れると同時に景色にも変化が見られます。
後半の難所、36km地点から始まる佃大橋の緩く長く続く上りはなんなく登りきることができ、37km地点の春海橋もどうにか走りきることができました。
40km地点の通過タイムは3時間18分03秒。
残り約2kmを10分で走ることができれば3時間28分でゴールすることができます。
しかし。
このあたりから脚が思うように動かなくなりました。
足取りが重いのです。
ジムの走友が声を掛けてくれてお互いに写真の撮り合いをします。
なんとか後を付いていこうとするのですが、思うようにいきません。
だんだんと背中が小さくなっていきました。
今回のレースでこの40kmから先が一番、ツラかったようです。
とにかく1kmが長く感じられました。

41kmを過ぎた先を左折して少し直進して右折すると、視線の先にゴール地点が見えてきます。
最後の力をふり絞って200mほどの直線をラストスパート。
視界に公式のタイムが留まります。
時計の表示は12時38分を表示し、秒が48、49、50…、とタイムアップしていきます。
28分台にゴールすべくダッシュします。
秒表示が59を示した時、ゴールしたと思いましたが、後日、公式のHPで記録を確認すると12時39分通過、つまり、グロスタイムで3時間29分ちょうどでの完走でした。
なんとかサブ3.5を達成することができ、タイムも歴代2位の好記録でした。
途中、写真撮影のため立ち止まったのは、新宿大ガード、飯田橋、東京タワー、品川折り返し、数寄屋橋、銀座、浅草橋駅、浅草、銀座四丁目、歌舞伎座の10ヶ所。
写真をよく撮ったレースでもありました。
2019年長野マラソン記録証
第22回長野マラソン「ゼロ関門」突破!!
感無量!!網膜剥離から復帰の完走、第20回長野マラソン
長野マラソン、無事にエントリー!!
第19回長野マラソン記録証
最高気温23.9℃ 暑さの中の完走 第19回長野マラソン
第22回長野マラソン「ゼロ関門」突破!!
感無量!!網膜剥離から復帰の完走、第20回長野マラソン
長野マラソン、無事にエントリー!!
第19回長野マラソン記録証
最高気温23.9℃ 暑さの中の完走 第19回長野マラソン
Posted by 32Count at 00:00│Comments(3)
│マラソン(レース記・トレーニング)
この記事へのコメント
本当にお疲れ様でした。3時間29分の走りは快挙でした。
スタートからゴ-ルまで要所要所の写真とコメントは感動しました。テレビよりもずっと判りやすくて自分が走っているように錯覚します。まだ筋肉の疲労は取れていないかもしれませんが明日から寒波襲来予想です。
風邪など引かないように気をつけ、十分に休養して普通の生活に戻れますようにお祈りいたします。えいせき
スタートからゴ-ルまで要所要所の写真とコメントは感動しました。テレビよりもずっと判りやすくて自分が走っているように錯覚します。まだ筋肉の疲労は取れていないかもしれませんが明日から寒波襲来予想です。
風邪など引かないように気をつけ、十分に休養して普通の生活に戻れますようにお祈りいたします。えいせき
Posted by えいせき at 2008年02月22日 20:50
う~ん、素晴らしいです!!
立ち止まっての撮影はかなりの葛藤があるような気がしますが、さすがプロ。初めから目的意識がはっきりしていないと出来ないことですね。
長野での自己記録更新、期待しています。
私は・・・・とりあえず、”完走”に切り替えようかと思っています。
立ち止まっての撮影はかなりの葛藤があるような気がしますが、さすがプロ。初めから目的意識がはっきりしていないと出来ないことですね。
長野での自己記録更新、期待しています。
私は・・・・とりあえず、”完走”に切り替えようかと思っています。
Posted by 風来末 at 2008年02月23日 16:22
えいせきさんへ
コメントをありがとうございます。
東京マラソンの雰囲気を少しでも伝わったようで嬉しいかぎりです。
お陰さまで筋肉の痛みもすっかり取れ、木曜からエクササイズを復活しています。
風来末さんへ
そうですね、自己ベスト狙いだと、絶対に立ち止まったりはしませんよね。
やはり「東京」という特別な舞台がそうさせたのでしょう。カメラマンとしては給水シーンやランナーの奮闘ぶり、ボランティアのサポートなど、いろいろ撮りたいものがあったのですが、多少は記録に裳こだわりたかったので、要所のみの撮影となりました。
でも、長野では自己ベスト狙いますよ。
コメントをありがとうございます。
東京マラソンの雰囲気を少しでも伝わったようで嬉しいかぎりです。
お陰さまで筋肉の痛みもすっかり取れ、木曜からエクササイズを復活しています。
風来末さんへ
そうですね、自己ベスト狙いだと、絶対に立ち止まったりはしませんよね。
やはり「東京」という特別な舞台がそうさせたのでしょう。カメラマンとしては給水シーンやランナーの奮闘ぶり、ボランティアのサポートなど、いろいろ撮りたいものがあったのですが、多少は記録に裳こだわりたかったので、要所のみの撮影となりました。
でも、長野では自己ベスト狙いますよ。
Posted by 32Count
at 2008年02月23日 23:43
