2007年09月15日

懐かしの<はくたか>号運転

懐かしの<はくたか>号運転
今日、9月15日、金沢→上野間を懐かしの<はくたか>号が走りました。
使われた車両は、かつて長野県内を縦断して上野と金沢を結び、特急<白山>、急行<能登>に使われた489系という電車です。

懐かしの<はくたか>号運転
この形式の初期型の車両は、東海道新幹線が登場する以前、東京と大阪を結んだ特急<こだま>の流れを汲むものです。

外観上大きな特徴は、前面に張り出したボンネットを擁しているのに加え、塗装もかつて国鉄時代の肌色のツートンカラーを纏っているということです。


かつて一世を風靡した外観を平成の現在(いま)に見られる、とあって結構貴重な存在なのです。

この日、沿線には遠く首都圏や中京圏、関西圏からやって来た同好の志がカメラを構えているのを多く見かけました。

走行区間の一部は去る7月16日の中越沖地震で被災した青海川駅も含まれていましたが、この13日より線路は復旧し、この区間でかつての「こだま」型電車を見ることができました。

紺碧の日本海に、ボンネット国鉄特急色がよく映えます。

(明日、16日は上野→金沢で同列車が運転されます)

*信越本線・青海川〜鯨波(新潟県柏崎市)
NikonD200+28〜75mm
2007.9.15撮影
(サブ写真は上越線・岩原スキー場〜越後中里にて撮影)

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この記事へのコメント
あああああああ、知っていたら行ったのに(号泣)

途中でマーク替えたのですね。
ボンネットのサイドビューかっこよすぎ。
元は昭和33年(151系)のデザインが今でも通用するというのが素晴らしい。どなたがデザインしたのでしょうね。

あしたは某劇団の撮影。。。
Posted by もり at 2007年09月16日 00:26
懐かしい電車です!!
30年くらい前 あさま号も この様なスタイルだった気がします。
その後 先頭が平らな車両になったか・・・と記憶してます。
この電車 昔 子供が図鑑を見ては、口から舌を突き出して真似していました。
連結?部分なのでしょうか?赤い突起が、幼な心に印象的だったのでしょう^^
Posted by vivo at 2007年09月16日 08:07
もりさんへ
青海川の現場に立った時、いろいろとアングルを検討しましたが、サイド気味にして正解でした!ボンネットのフォルム&塗装色、半世紀近く経った今日でも、斬新ですね。日本の海、山、川、田園といった風景によく映えるのがなによりです。
HMが絵入りに替わっているのは、長岡で上越線に入線するため方向転換したからでした。よ〜く見ると、連結器もむき出しになっています。

vivo さんへ
そうなんです、<あさま>がデビューした当初、これと同じ外観でした(形式とか細かい相違点はありますが…)。前面の赤い突起は連結器を保護するためのカバーなんです。確かに舌にも見えますね、子供の観察眼は鋭いです。
図鑑といえば、東海道新幹線が開業する以前、東海道本線で活躍していた<こだま>号を紹介した記事が今でも記憶にあります。パーラーカーと言われた超デラックス車両の記述が、ン十年経った今でも頭の片隅に残っています。
Posted by 32Count at 2007年09月17日 10:35
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