2016年01月26日

Evergreenの輝き!! スカ色電車の思い出〜飯田線編4 合造電動車クモハユニ64

Evergreenの輝き!! スカ色電車の思い出〜飯田線編4 合造電動車クモハユニ64

「旧型国電博物館」状態だった飯田線でも異色の存在とも言えるのがクモハユニ64。

伊那松島へと転属した旧国グループでも、おそらくは最後の車両ではないでしょうか。
初見は高校3年の卒業旅行中(1979年4月)、

天竜峡の真っ只中にある「秘境」金野駅で上り豊橋行きを待っていたら、見かけない電車が来たのでびっくり!!

Evergreenの輝き!! スカ色電車の思い出〜飯田線編4 合造電動車クモハユニ64

まさに「異色」の茶色塗装で、よく見ると両運転台を備える合造車のようで、

インターネットなど、なかった当時、鉄道誌が唯一の情報源だったのですが、自分の知るかぎりそのような車両の紹介記事はないように思われ、

「ナンだ、アノ電車は?」と、頭の中に「?????」マークがいくつも…。

そして、のちに知ったのがクモハユニ64000という電車でした。

運転台がある普通座席に加え、荷物車と郵便車も備える電動車という、いくつもの機能を一両に集約していました。

1978年に岡山から飯田線へと転属されているようですが、工場出場の際、誤って茶色塗装になったと知ったのは、それからしばらくしてからでした。

そののち、他の飯田線の営業電車と同様、スカ色に改められ、

外見的にはクハユニ56を電装化したような感じで、

半流線形・非貫通の顔に一位側にパンタグラフを乗せ、より精悍な顔つきをしています。

そのいっぽうで客室はロングシートだったので、車窓を楽しむのには向かなく、1度か2度ほどしか乗った記憶がありません。

上の写真はスカ色になってから辰野駅の電留線での撮影で、

下の写真は初見の金野駅付近を走る姿ですが、今、見ると転属回送か廃車回送にも見えます。

この頃は味わい深い車両が国鉄・私鉄を問わず、ゴロゴロしていました。


*飯田線・辰野駅付近、金野〜千代(辰野町、飯田市)
NikonFM2+80〜200mm(KR)ほか
1982.6.7、1979.4.1撮影


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この記事へのコメント
これは!
稀代の珍車ですよね、これ自作模型化した時は、模型を4個使って切り継ぎ加工で1輌しか作れませんでした
しかも、最近模型メーカーから発売されてしまいましたorz
Posted by DT33DT33 at 2016年01月26日 21:22
DT33さんへ
岡山時代はどちらかと言うと、牽引車代用として使われることが多かったみたいですね。
飯田線へと転属して、旅客運用が復帰して、クモユニ64にとって、最後の花道だったのでしょうか。
昔、模型は主な形式の車両のみしか発売されていなかったので、鉄研メンバーの模型好きも、切り継ぎをしてやはり苦労しておりました。
Posted by 32Count32Count at 2016年01月29日 17:57
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