2016年01月03日

今年、米寿の重厚さ 上毛電鉄デハ101

今年、米寿の重厚さ 上毛電鉄デハ101

正月3日は群馬へと出かけていました。

この日、上毛電鉄の「お宝」デハ101の運行日なのです。

デハ101は1928年(昭和3)生まれ、ということは今年で車齢は88年ということになります。

昭和ひと桁生まれの電車と言うと、それこそ飯田線や大糸線、身延線に集められた旧型電車、

そう言えば、上田交通に在籍したモハ5250形もその頃の誕生でしょうか!?
他線区ではとうの昔に鬼籍入りをし、運良く解体を免れたとしても博物館などでの静態の状態でしかお目にかかれないオールド・タイマー、

上毛電鉄では時々、イベントで本線を走る姿が見られるのは嬉しいことです。

おでこの前照灯、1位側の非貫通3枚窓、ドアヘッダー・ウインドシル、たくさん打ち付けられたリベット、PS13タイプのパンタグラフ、特徴ある足回り、茶色一色の塗装…、

平成生まれの車両にはない重厚さをそこかしこに見出すことができます。

それらの条項を実現できそうなポイントとして、新屋〜粕川の、「おなぶち城址公園」脇の築堤を下からアオリ気味に、青空バックに、と画策!!

前走のデハ700形では良好なライティングが得られた、と思っていたのですが、

考えてみると湘南顔の半流タイプと切妻系とではお顔に当たる光線状態は変わることを失念…、

せっかくの前面非貫通3枚窓でしたが、いささか影の部分が多くなったことと2次元系の萌え系キャラ・ヘッドマークが残念な結果にicon15

とは言え、近づいてくるにつれ高まってくる「グォ〜ン、グォ〜ン」というツリ掛けサウンドに、30数年前の旧型国電を体感できました♪

恐るべし上毛電鉄・デハ101!


*上毛電鉄・新屋〜粕川(群馬県前橋市)
NikonD810+VR24〜120mm
2016.1.3撮影


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この記事へのコメント
クリアな青空をバックにピカピカのデハ!
美しいですね!群馬というとどうしてもSLばかりに目が行ってしまいますが、上毛電鉄のデハや上信電鉄のデキなど、生きている古典車両も多いですよね。

そろそろこうしたものにも目を向けていければ、とおもいます。
Posted by とくぞー at 2016年01月03日 23:05
とくぞーさんへ
先々月箱根登山鉄道でツリ掛け車、撮っていますが、
それをもってしても、高速ツリ掛けサウンド、いいものです♪
堪能しました。
群馬もまた昭和レトロ王国かもしれませんね。
2つの私鉄の古典機もさることながら、JRでは週末に運転される蒸気機関車、そして、115系もオール湘南色&菱形パンタグラフの車両が普通に走っているので、
今が撮り時かもしれませんね。
上越線、吾妻線と風光明媚なところを走りますし…。
Posted by 32Count32Count at 2016年01月03日 23:46
32Countさま

蒼穹に浮かぶ古豪。

絵になりますねぇ。

このデハも随分撮りに行ってないのでそろそろ・・・。
Posted by 狂電関人 at 2016年01月04日 10:04
狂電関人さんへ
ライティング的にはひと駅先の膳駅手前が良かったみたいですが、
空に抜けたか、どうかは分からず…。
ほんんど土地勘がない路線ゆえ、余裕をもってロケハンをするべきだったかと、思います。
とは言え、ツリ掛けサウンドが近づいてくる感じ、
往年の大糸線や飯田線を彷彿させてくれました。
是非、是非、お出かけを!
Posted by 32Count32Count at 2016年01月04日 22:17
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