2015年06月03日
残雪の常念岳と湘南色N9編成 二題

常念岳、
私にとって最も長い時を過ごした山。
学生時代、乗越にある常念小屋でのアルバイトを志願して、夏山のひと月もの間、登山客を迎える立場で経験したことは、なによりも代え難いものでした
槍ヶ岳や穂高連峰を眺めながら日常を過ごしたい、
それだけの理由で縁故のない小屋主にコンタクトを取って、バイトとして滑り込むことができ、
「ひと夏の経験」を通じて、その後、信州へのIターンに少なからずとも影響を与えてくれました。
現在、住んでいる部屋から常念岳が見えているのも、あながち偶然とは思えません。
そんな常念岳を善光寺ご開帳にともなう115系代走として稼働した湘南色N9編成とコラボにトライ。
最終週となる土曜日、天気に恵まれ、まず、麻績村は坂北〜聖高原の圃場越しに、松本行き2234Mをバックショットで狙いました。
「ケツ打ち」といって後追いを毛嫌いする御仁もいらっしゃいますが、本数の少ないローカル線において、そんなことにこだわっていたら、撮りたい構図が撮れなくなるので、
まったく気にしません。
信州色では以前、田植え作業を入れて撮ることができたのですが、今回、この田んぼのオーナーさんとお話をする機会がありました。
今年は5/15の田植えだったそうですが、その直後の水管理にはとくに神経を遣うとのこと。
水面から5cmほど苗が出るようしたいのですが、天気がいいと一日に3cmも水位が下がり、
コメの良し悪しを左右するそうです。
そんなお話を伺っていると、後方からMT54のモーター音高らかにお目当ての列車の登場。
残雪の常念山脈の上空には初夏から夏の様子に変わりつつある雲が浮かぶ中、昭和な塗装の電車を収めることができました。
地主さんにお礼を述べて、ポジションを移動。
下りの長野行き2239M、

場所を明科へと移動しましたが、やはり常念岳をバックにしました。
白坂トンネル手前のコンクリート橋、樹の生長とともに視界が閉ざされてきたので、
思い切って300mmで常念を引き寄せると、とても新鮮な画角が誕生しました。
前常念の中腹には崩れかかったポジ型の「万能鍬」の雪形が見てとれます。
右隅には残雪に覆われ、田淵行男先生のフィールドワークの場となった常念乗越のお花畑も…。
前常念から常念本峰へと続く尾根から筋状になって落ちる残雪模様も、結構、好みだったりします。
2239M、正面からのショットを押さえましたが、後追い気味の、最後尾を写したものが、
なんとなく収まりが良いので、こちらをアップしました。
70系、80系といった旧性能車を淘汰した張本人で、約40年もの間、信州のローカル輸送のメインストリームを果たしましたが、
巡り巡ってどうやら後進のステンレス電車に道を譲るのが確定的なようで…。
夏にはN9編成、C1編成を使ったイベントが行われるものの、残雪の北アルプスとのコラボレーション、どうやらこれが最後となりそうです。
*篠ノ井線・坂北〜聖高原、明科〜西条(麻績村、安曇野市)
NikonD700+VR24〜120mm、300mm(PLフィルター使用)
2015.5.30撮影
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それだけの理由で縁故のない小屋主にコンタクトを取って、バイトとして滑り込むことができ、
「ひと夏の経験」を通じて、その後、信州へのIターンに少なからずとも影響を与えてくれました。
現在、住んでいる部屋から常念岳が見えているのも、あながち偶然とは思えません。
そんな常念岳を善光寺ご開帳にともなう115系代走として稼働した湘南色N9編成とコラボにトライ。
最終週となる土曜日、天気に恵まれ、まず、麻績村は坂北〜聖高原の圃場越しに、松本行き2234Mをバックショットで狙いました。
「ケツ打ち」といって後追いを毛嫌いする御仁もいらっしゃいますが、本数の少ないローカル線において、そんなことにこだわっていたら、撮りたい構図が撮れなくなるので、
まったく気にしません。
信州色では以前、田植え作業を入れて撮ることができたのですが、今回、この田んぼのオーナーさんとお話をする機会がありました。
今年は5/15の田植えだったそうですが、その直後の水管理にはとくに神経を遣うとのこと。
水面から5cmほど苗が出るようしたいのですが、天気がいいと一日に3cmも水位が下がり、
コメの良し悪しを左右するそうです。
そんなお話を伺っていると、後方からMT54のモーター音高らかにお目当ての列車の登場。
残雪の常念山脈の上空には初夏から夏の様子に変わりつつある雲が浮かぶ中、昭和な塗装の電車を収めることができました。
地主さんにお礼を述べて、ポジションを移動。
下りの長野行き2239M、

場所を明科へと移動しましたが、やはり常念岳をバックにしました。
白坂トンネル手前のコンクリート橋、樹の生長とともに視界が閉ざされてきたので、
思い切って300mmで常念を引き寄せると、とても新鮮な画角が誕生しました。
前常念の中腹には崩れかかったポジ型の「万能鍬」の雪形が見てとれます。
右隅には残雪に覆われ、田淵行男先生のフィールドワークの場となった常念乗越のお花畑も…。
前常念から常念本峰へと続く尾根から筋状になって落ちる残雪模様も、結構、好みだったりします。
2239M、正面からのショットを押さえましたが、後追い気味の、最後尾を写したものが、
なんとなく収まりが良いので、こちらをアップしました。
70系、80系といった旧性能車を淘汰した張本人で、約40年もの間、信州のローカル輸送のメインストリームを果たしましたが、
巡り巡ってどうやら後進のステンレス電車に道を譲るのが確定的なようで…。
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*篠ノ井線・坂北〜聖高原、明科〜西条(麻績村、安曇野市)
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Posted by 32Count at 18:00
│日本の名山と鉄道・北アルプス