2010年06月21日

さよなら中央線201系を追って〜山梨県内編

▼レンガトンネルから飛び出した201系。レトロなトンネルには鋼製車両がよく似合う!?
さよなら中央線201系を追って〜山梨県内編

先週は取材&打ち合わせで上京しておりました。

関東エリアのディープな鉄道情景の報告は後日ということで、昨日、豊田→北長野で廃車回送を兼ねた「さよなら中央線201系」を長野への帰り道ついでに撮影、今回まずはこのレポートから…。
元沿線住人として、またその回送先の住人として、やはり万難を排して押さえておきたい列車。

甲府までの営業運転区間をどこで撮ろうかと考えあぐねた挙げ句、訪れたのが梁川〜鳥沢間の「巌山トンネル」の飛び出しとしました。

中央本線開業時のトンネルらしく断面が低いのに加え、抗口がレンガ造りなのが、オレンジパーミリオンの電車とマッチしそうだから、ということでこの場所を選択。

もちろん顔のみのアップ、全編成が入らないのは承知の上でした。

現場には通過の1時間半前に到着、既に先客はありましたが、余裕でその合間にポジションを確保。

中央本線の首都圏口の休日は実にバリエーション豊か、定期列車の<スーパーあずさ>、<かいじ>、山スカ115系に加え、183系国鉄色、オール2階建ての215系、長野の「彩り」などなど。

そんな列車を見送りながらいよいよ本日のメイン、201系が通過する時間帯。

11時を少し過ぎた頃、トンネルの向こう側に二条のヘッドライトとオレンジ色の電車を確認!

20秒後、暗闇から外の明かりに照らされて、その特徴ある色彩が浮き上がる瞬間からシャッターを切りました。

文章にすると妙に間延びしていますが、この間、わずか3秒ほど。

とにかくにもイメージしていた写真を撮れて、まずはひと安心。

続いて、甲府から松本までの区間へと移動。

▼既に「回送」標示のある201系H4編成。編成が長いとこの種のアウトカーブは絵になります
さよなら中央線201系を追って〜山梨県内編

向った先が、アウトカーブ側から201系10連の編成を狙えるということで新府〜穴山のカーブ。

先の「SLやまなし」では賑わったであろうこのポイントですが、意外に人出は少なく10数名程度。

激パを予想してか、線路脇には警備の方が張り込み、携行している列車無線からは201系の通過時間帯にあろうことに「上り」列車の接近を知らせるアナウンスが…。

お目当ての列車通過中に、「上り」列車が被ってしまえば、ここでの写真は撮れずじまいになります。

「上り」「下り」と交互に伝える中、まずは「上り」あずさが通過してくれ、ともあれ難は去ってくれました。

そして。

その通過後、まもなく新府駅付近にオレンジ色の電車を発見。

大カーブを悠然と走る様子をファインダー越しに眺めつつ、シャッターを切り続けました。


*中央本線・梁川〜鳥沢(山梨県大月市)、新府〜穴山(同韮崎市)
NikonD200+VR18〜200mm
2010.6.20撮影






同じカテゴリー(鉄道風景・関東東海)の記事画像
冬陽がもたらしてくれた影絵
同じカテゴリー(鉄道風景・関東東海)の記事
 冬陽がもたらしてくれた影絵 (2020-02-23 21:15)
 東海道本線の山岳区間に挑む185系<踊り子> (2019-12-22 22:00)
 あじさい咲く宮ノ下駅から80‰に挑むサンナナ (2019-07-11 12:00)
 箱根登山鉄道サンナナをあじさいとともに (2019-06-29 22:15)
 熊野灘を見晴らす荷坂峠を登る (2018-12-19 12:00)
 光芒射す宮川橋梁を渡るキハ25 (2018-12-18 12:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。