2010年01月03日

EF58157+ナコ座@伊吹山

EF58157+ナコ座@伊吹山

前々回、EF58ネタをアップしたので、ゴハチと名山の絡みをもうひとつ。

中部地方と近畿地方との境界、「天下分け目」の戦が繰り広げられた関ヶ原に聳える伊吹山(1377m)とのコラボです。

東海道本線からは、柏原から近江長岡にかけて車窓にその存在感を大きく見せてくれます。
日本列島のくびれとなっている位置にあるため、殊に冬場は季節風の影響を受けやすく、山全体が冠雪しています。

そんな伊吹山麓を行き交う鉄道車輛を捉えたくての遠征でしたが、着いた当日は吹雪で視界不良。

翌日も朝方は曇天模様でしたが、午後近くになって晴れ間が出て来て、あれよあれよという間に伊吹山が姿を現してくれ、ボンネット型の特急「しらさぎ」やローカル電車、貨物列車などを撮り、雰囲気を変えるため移動すると、雪原にカメラの砲列が…。

訊くとゴハチがナコ座を牽いてくるとのこと。

ナコ座とは、国鉄時代、名古屋鉄道管理局が12系客車を改造したお座敷列車のことで、編成の車端部2両がオープンデッキになっていることが外観的な特徴といえましょうか。

塗装は12系座席車のものを踏襲して、この頃、華やかな「ジョイフルトレイン」としては、むしろ地味な色合いでしたが、それがかえって良かったりもしました。

表題の写真はそんなナコ座を、同じJR東海所属のEF58-157が牽引しています。

列車の通過直前、伊吹山の一部が翳ってしまったのが残念ではありましたが、列車には光がじゅうぶん回っていて、いわゆる「抜けのいい」カットを撮ることができました。

ゴハチの屋根には昨夜来の雪が降り積もっています。

旅客列車における動力車の分散化傾向(電車化、気動車化)が強まる日本の鉄道において、このナコ座は1999年に廃車、牽引のEF58-157はその後、飯田線のトロッコ列車やレールの運搬などの運用をこなしていましたが、2007年に第一線を退いています。

「青い」ゴハチとしては最後の現役車輌でした。


*東海道本線・柏原〜近江長岡(滋賀県米原市)
NikonF4+80〜200mm(RVP)
1993.2.2撮影

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この記事へのコメント
此れもまた、素晴らしい。
青いゴハチに12系が何といえませんね。
派手なカラーリングのジョイフルトレインよりも、こちらの方が見ていて飽きません。
Posted by DT33DT33 at 2010年01月03日 15:00
DT33さんへ
ありがとうございます。
ちょっと前までは客車のJTを各社・各支社所有しておりましたが、いつの間には西の「なにわ」と「ゆうゆうサロン」ぐらいになって、定期列車も「北斗星」「カシオペア」「あけぼの」「トワイラ」「はまなす」…と、ホント風前の灯火…。
年々、味わい深い列車が消えてゆきます。
Posted by 32Count32Count at 2010年01月04日 08:55
今年も列車と同じく、ブログも爆走していますね。

明けましておめでとうございます。
おそらく、できて、マラソン再デビューは大町になると思いますが、今年も宜しくお願いします。 <(_ _)>
Posted by 風来末風来末 at 2010年01月04日 13:05
32Countさま

まいど~♪です。

私もこの撮影地が好きで何度と無く通いました。
イゴナナの屋根にすごい積雪ですね。

私のここでの一番の想い出は、復活列車の「平和」です。
大学のクラブの同期が車を新調してワンボックスにしたので、新車購入記念でという名目で遠出の鐵に・・・。
まずは信越本線の関山あたりで列車急行妙高を撮影した後、糸魚川で東洋活性白土詣。北陸本線の旧線跡巡りをしながらひたすら南下。そして雨天の雨晴海岸撮影後ねぐらを探しつつ小浜線に入り、翌日に関が原。
さらに帰りの駄賃で大井川鉄道にもいきました。

寝ぼけていたせいもあって、EF5861牽引の平和号の写ったフィルムを巻き取らずに裏蓋を開けてしまいお陀仏!!

今となっては悔しいけど笑い話になっております。

狂電関人
Posted by 狂電関人@会社 at 2010年01月04日 14:08
一瞬、RDP3さんの写真かと思いました・・・失礼!

32Cさんも関ヶ原遠征にて秀作を撮っておられたんですね!脱帽します!!

当方は終に一度も訪れることなく今に至りますが、今でもEF58は元より、EH10なども走っているような気がしてなりません、100年後も車両は変われどもこの絶景がなくならない事を祈ります。
Posted by 懐浪漫人@自宅 at 2010年01月04日 16:07
風未来さんへ
ぼちぼちアウトドアに復帰しているようでなによりです。ランニングの練習もあせらずにして下さいませ。
しかし、こう雪が本格化してくると、思うように外ランが厳しくなり、最近、ちょっと身体がなまり気味かもしれません。
今年もよろしくお願いします。

狂電関人さんへ
裏蓋開けは誰でもが一度は経験する(!?)ツラ〜いこと。写したばかりの被写体が一瞬にしてパァ〜!!
私も何度も泣きました。デジ時代になってそれは解消されましたが、なにかの拍子で画像が消えてしまったり、PCの不具合から保存している画像が消えてしまったりして、今でも泣きが入ることがあります。やはりバックアップは大事ですよね。東洋活性白土の写真、今度見せて下さいね。

懐浪漫人さんへ
全国の撮影名所を遠征しているだけに、関ヶ原に足を運んでいないのは意外ですね。ゴハチ、EH10、ボンネット「しらさぎ」…、確かに絵にはなりますが、罐は変れど、このロケーションでやって来る長大貨物はやはり魅力的ですね。なんだか久しぶりに出かけたくなりました。
Posted by 32Count32Count at 2010年01月05日 08:47
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