みすず刈る信濃の撮ってお記

今日10月14日は鉄道の日、我々世代は鉄道記念日と言ったほうが通りがいいかもしれません。

幼い頃から電車好きな私でしたが、初めて鉄道にカメラを向けたのが1972年のこと。

鉄道百周年を記念して各地でイベント列車が走り、都内でも東海道本線や八高線では蒸気機関車が運転され、

学習雑誌には鉄道や蒸気機関車を盛んに記事にしており、スイッチが入ったようです。

この年は林間学校での小海線・Ｃ56、法事での唐津線・9600、そして、鉄道百周年での八高線のＤ51にカメラを向けていますが、

忘れていけないのが、その当時の地元・西武山口線!!

「おとぎ電車」に蒸気機関車!?

にわかに信じがたい報せでしたが、新潟・頸城の地からコッペル社製のナローＣ型タンク機関車が武蔵野の地にやって来てくれました。

当時は小学６年生、

今日のように高性能のデジタルカメラがあるのではなく、親から借りたコンパクトカメラでの撮影、

望遠機能のない単焦点レンズ、

カメラのイロハも知らないガキんちょには、これが精一杯でした。

遊園地前を出発し、その直後から始まる連続上り勾配に力行してくるコッペル、

小さい体躯ながらも迫力満点

西武山口線にはこの２号機のほか、３両在籍しましたが、「謙信号」とネーミングされたこの罐が一番好みでした。

折しも今日、明日はくびき野レールパークの公開日、

我が鉄道趣味45周年の記念日、ささやかにお祝いしたいと思います。


＊西武山口線・遊園地前〜中峯信号場（埼玉県所沢市）
1973年３月の撮影？


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