2017年03月02日

雪晴れの魚沼平野を往く只見線キハと越後駒ヶ岳、中ノ岳

雪晴れの魚沼平野を往く只見線キハと越後駒ヶ岳、中ノ岳

この時を待ってました!

只見線・新潟口。

一面の銀世界の中を走るキハ40系を俯瞰しつつ、背後には越後三山が連なっているシーンを。
寒の内は10日に一度ぐらいしか晴天がないこの地方ですが、立春を過ぎて2月中旬、下旬ともなると、その間隔が短くなるのに加え、

雪は締まってきて雪中での歩行がしやすくなり、行動がぐんと広がります。

初夏と秋の稔りの時季に撮った越後広瀬駅の西に位置する「上原高原」からの俯瞰撮影。

無積雪期はクルマで横付けできるこのポイント、

冬期間は道路の除雪は施されず、したがって、自力で雪の中を歩くしかありません。

道のどん突きから最初は斜度のない雪原まではワカンのトレースが付いていましたが、それも野球場のあるところまで。

登り坂に差しかかるとバージンスノーをラッセルする必要がありました。

とは言え、前述の通り、雪が適度に締まっているので、雪の中に潜るのはツボ足でもスネ程度。

ストックを使って快適に高度を稼ぐこと45分、

東〜南方向には薮神の駅と只見線のライン、視線を右に移すと関越自動車道と小出の街並み、

その上には荒沢岳、越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山、そして巻機山が霞んでいました。

ターゲットは只見発小出行き2425D。

破間川を渡ってJAの米サイロがある先、駒ヶ岳と中ノ岳を切り取る縦アングルにすると構図の据わりがいい感じ♪

カメラのセッティングを終え、しばらくはこの風景に見入っていると、やがてお目当ての列車が越後広瀬を発車する時刻、

遠く離れていながらも鉄橋を渡る音が2回すると、列車がフレームの中へ入って来たところでレリーズ・オン!!

この一枚を撮るための苦労が報われたひと時でした。


*只見線・越後広瀬〜薮神(新潟県魚沼市)
NikonD810+80〜200mm(PLフィルター使用+ハーフND8フィルター使用)
2017.2.28撮影


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この記事へのコメント
山容の凄さにまず目が行きまして、次にゲレンデの有無を探してしまいました(;^ω^)

この景色には国鉄色が一番似合う気がしてしまいました
Posted by DT33DT33 at 2017年03月03日 07:20
32Countさま

これはすばらしいパノラマですね!!

お米を育む美味しい水を造る山々の神々しさが堪りません。
Posted by 狂電関人 at 2017年03月03日 09:25
DT33さんへ
ありがとうございます。
実は写真の中にゲレンデが写っているんですよ。
画面中央の右より、里から山へと移るあたりに白い山がありますが、ここにゲレンデがあって「薬師スキー場」と言うそうです。
リフト1本だけしかないロコスキー場ですが、しっかりしたモーグルバーンも肉眼で確認しています。
できれば国鉄色DC、う〜ん、贅沢過ぎます。

狂電関人さんへ
ありがとうございます。
やはり旨い米、そして酒には水が大切ですね。
今年は例年並みの積雪なので、夏場の水はひと安心なのかな!?
初夏の残雪と田の緑が広がる風景も絶品ですよ!
Posted by 32Count32Count at 2017年03月03日 21:27
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