長野県最低所を行くキハ120
以前、
「長野県最低地点探訪」において長野県内での最低所の地点を考察しました。
JR西日本管内在籍の大糸線・平岩〜小滝間、鎌倉山トンネルと姫川橋梁との狭間で、川床の標高は凡そ170m…。
東京西郊の高尾駅とほぼ同じ標高に、意外な低さを感じました。
昨年、車両が国鉄型のキハ52からJR型のキハ120に置き換わったこともあり、久しぶりにフォッサマグナの底を走る鉄路を撮ってきました。
当初、「桜」を求めたのですが、小滝の桜は既に葉桜、北小谷や根知の八重はまだ早く、なんとも中途半端。
致し方なく、モチーフを新緑に切換え、向ったのが平岩〜小滝の長野・新潟県境でした。
標高の割には山の真っただ中という感じのシチュエーションは、さすが日本の大地溝帯の底といった風で、キハ52時代は好んで何度も通ったポイントでもあります。
山の樹々はちょうど芽吹いたようで、淡い緑が眩くもありました。
長野県最低所に照準を置いてカメラをフレーミング。
トンネル上を越える小沢が多量の雪解け水をたたえて、姫川本流に流れ込んでいます。
こんな自然風景の中、レールバス然とした小型のキハ120はなんとも健気!
キハ52はもちろん絵になったのですが、キハ120もなかなかどうして。
車両は変れど沿線風景は変わろうはずもなく、四季を通じて記録してみたい路線のひとつです。
*大糸線・平岩〜小滝(小谷村)
NikonD700+VR24〜120mm
2011.5.2撮影
にほんブログ村
関連記事