これで本当の見納め!?キハ52ジオパーク号撮影記〜下り編
▼姫川がS字状に蛇行する向こうにキハを捉えることができるので、お気に入りだったポイントのひとつ。さすがに夏草の生長著しいこの時期、2両目は草木と被ってしまいました
さてさて、お昼を挟んで下り列車を狙うことに…。
最後(!?)ともあって、上り列車とは相反して追っかけることにしました。
下りのファーストカットは、国道端で撮影後のダッシュがしやすい撮影地ということで、南小谷〜中土間の姫川沿いに走る区間を対岸から。
この場所も何度となく撮影した場所。
四季を通じてキハ52を狙った思い出深いポイント。
草木の生長ぶりがいささか気にはなったものの、午後の列車を捉える場所としては外せなくひとり国道脇でカメラを構えました。
▼足繁く通った李平を姫川の対岸から望遠レンズで引きつける
列車の通過と同時にクルマを発進!
あくまでも法定速度内で、交通法規を遵守しつつ、「ジオパーク号」を追いますが、ほどなくして列車を先行。
なので、李平をロングで俯瞰する場所でセカンドショット。
棚田の部分では陽が翳ったものの、糸魚川寄りの小鉄橋では陽射しに恵まれ、上記のカットを押さえることができました。
しかし、ここでも2両目が樹木にかかってしまいました。
▼大糸線内で人気ある橋梁をゆっくり通過するジオパーク号。ここでようやく編成を捉えることができました
蒲原沢を渡り、新潟県側に入るとほどなく平岩。
長いトンネルを抜け、平岩駅方向をチラ見すると、ちょうどヘッドライトが見え、駅に到着した様子。
根知駅での5分停車を考慮、小滝駅下り方の緩くカーブした第三下姫川橋梁でサードショット。
▼これが大糸線内でのラストショット。21世紀にあって昭和の鉄道風景を見させてもらいホントありがとうございました
そして、いよいよ大糸線内でのラストショット。
頸城野を走るキハを狙いたく頸城大野のお立ち台へ。
平岩で頂上部が見えていた雨飾山でしたが、ここでは残念ながら雲の中。
鬼ヶ面山上空に湧き立つ入道雲が、なぜか夏の終わりを象徴しているようで物悲しく感じました。
大糸線内で捉えるキハ52もこれでオーラス。
考えてみると、2004年に115番が国鉄色に戻されてから足掛け6年もの間、ホント、いい夢を見させてもらいました。
そんな3両のキハ52たちとそれを運行してくれた糸魚川地域鉄道部のスタッフの方々には感謝の念に堪えません。
ありがとうございました、そしてお疲れさま
*大糸線・南小谷〜中土、北小谷〜平岩、小滝〜根知、頸城大野〜姫川
NikonD200+VR18〜200mm
2010.8.22撮影
関連記事