2013年12月05日

秩父鉄道・影森付近から見る甲武信ヶ岳

秩父鉄道・影森付近から見る甲武信ヶ岳

先月登った甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)、北に延びる武信白岩山〜大山にかけての尾根道から、

東側には武甲山をはじめとする秩父盆地を遠望することができ、

以前、某編集長がアップしていた秩父鉄道・影森〜浦山口で西武鉄道から乗り入れてくる4000系電車の背景に写っている山並みが、

甲武信ヶ岳であることを確信!
実際、この稜線を歩いてみると、山の成り立ちが写真と重なりました。

この甲武信ヶ岳、「日本百名山」に収録されていながらも、奥秩父山塊の奥地に位置しているため、

鉄道が通うような人里から見えにくいものと思っていたのですが、

今年の春先、中央本線・勝沼ぶどう郷駅ホーム先端から甲武信ヶ岳が見えていたことにはびっくり!

それに続く嬉しい誤算を胸に機会を窺っていたところ、

12/3「SL秩父夜祭号」の運転が後押しとなり、また、天気図から安定した晴天が期待できることから6月以来の秩父詣でとなりました。

夜明け前に長野を出発して9時過ぎに現地到着。

はやる気持ちを抑えつつ鉄道を跨ぐ人道橋へ。

そして、カーブするレールの上には見覚えのある稜線が…。

おお、間違いナシ!

左手から木賊(とくさ)山、そして甲武信ヶ岳、その右隣りの扇状が埼玉県最高峰の三宝山(2483m)、

少し間を置いて低くなった突起が武信白岩山、大山、十文字峠…、

まさに先月、歩いたルートそのもの。

まさか秩父鉄道のお立ち台からこれほどまでに見えているとは…。

このテーマを追い続けて30年近くになりますが、奥が深いです。

「甲武信三山」はいずれも標高2400mオーバーの高峰なのですが、緯度が南のぶん、山頂は原生林に覆われ、唯一、展望が効くのが甲武信ヶ岳。

目を惹くような際だった山容ではないのですが、

富士川水系、荒川水系、信濃川水系という大河の源を擁することから百名山に選定したとあります。

朝から足下を通過する電車を狙いましたが、思った以上にステンレス化が進んでいて、

というよりもこの日の午前中、見た限りではオールステンレスでした。

その中での唯一の鋼の列車がお昼過ぎにやって来た「SL秩父夜祭り」号。

山の見え具合からすると、朝イチで撮ったものがグッドなのですが、蒸気機関車ならではの凹凸感に軍配!

編成重視の方からすると、邪道な撮り方ですが、山と鉄道好きには堪えられないアングルでした。

今度は信州側から見える場所、探したくなりました。


*秩父鉄道・影森〜浦山口(埼玉県秩父市)
NikonD700+VR24〜120mm(PLフィルター使用)
2013.12.3撮影


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