ながでん3500系と信越の名峰 槍ヶ岳編

32Count

2023年01月19日 23:15


本日をもって現役から退いた長野電鉄3500系。

営団時代から60年にもわたる活躍はまさに稀有な存在、

通常営業運転する電車としては最古参の部類に入るのではないでしょうか!?
最終日となった19日はよく晴れわたり、北信五岳や志賀高原、さらには遠く北アルプスまでもが見渡せる好条件となりました。

桜沢、信濃竹原と撮った後、長野に向かう上りは市街地近くで狙おうと思ってクルマを走らせると朝は雲がかかっていた槍ヶ岳がクリアに見えてきたことから、

村山橋西詰でカメラを構えることにしました。

築堤の向こうに槍ヶ岳、大天井岳、奥穂高岳、常念岳といった「表銀座コース」の名だたる山が連なります。

正午に差しかかり撮影地から南に位置する槍ヶ岳は白銀輝くというよりはシルエットに近いライティングは織り込み済み。

400mm+α相当の望遠レンズで槍ヶ岳の部分だけを左寄りに置いて、

件の列車をその右側に置く私にとっては定番の構図で待つことしばし。

村山橋の東詰に二条のヘッドライトが見えてこちらへと近づいてくると広いおでこが特徴的な3500系と判別!!

望遠レンズゆえにレリーズポイントがごく限られているため緊張の一瞬!!

2両の電車が通り過ぎて槍の穂先が見えた瞬間にシャッターを切ると…、

ほぼ理想的な位置に列車が収まってくれてひと安堵。

(コンマ数秒早切りか!?)

朝の斜光線で輝く白銀や夕方の茜や黄色に空が染まるのとは異なり、

昼間の槍ヶ岳、色のない世界のためモノクローム現像してみました。

普段は撮らない時間帯ですが、3500系のラストランでカメラを向けたことにより、新たなイメージに辿りつくことが叶いました♪

ともあれ、ながでん3500系、お疲れさまでした。

(長野の某放送局にこの模様を抜かれています)


*長野電鉄・柳原〜村山(長野市)
NikonD810+200〜500mm(C-PLフィルター使用、モノクロ現像にて処理)
2023.1.19撮影


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