八ヶ岳と客車列車
前日、「旧型客車八ヶ岳号」として中込〜小淵沢を往復したDD16+旧型客車。
7/31は長野へと返却回送が行われるのですが、これが本当にいい時間帯に小海線、中央本線、中央辰野線、篠ノ井線を走破!
小海線内は早朝に、中央東線〜辰野線は午前中に、篠ノ井線は正午から午後の時間帯となり、
それぞれでどんな絵柄にしようかと、かなり前からイメージ先行するほど。
しかし…、
この日、当初はあまり天気が芳しくない予報が出されており、ややテンションが下がっていたところ、
盛夏には珍しいくらいに大気のヌケがいい快晴に恵まれ、気分は一気に昂揚しました。
そして、向かったのが野辺山〜信濃川上間。
上り列車に対し完璧なバックショットになるものの、小海線を語るには欠くことができない八ヶ岳を列車の背後に置くことができるのが、私的にそそられるのでした。
高原野菜の畑には早朝から作業をされている農家の方々が多数いらっしゃり、朝採りのみずみずしいレタスやキャベツが食卓に並んだことを想像しつつ、
近くにいた人に撮影の了解を求めてポジションを決めました。
南に位置する権現岳から北八ッにカテゴライズされる天狗岳あたりまでが視覚に入りますが、
毎度ながらのフレーミング、最高峰で天狗尾根を抱く赤岳(2899m)を左端に、横岳、硫黄岳と連なる山並みを切り取る構図に。
赤岳は高校時代、最初の冬山体験をし、最初の単独登山の経験がある思い出の多い3000m級。
下界から見上げると岳のことを、岳から下界を見ていると鉄道に思いが馳せられるのが不思議です。
そんな気持ちが交錯する中、踏切の警報器が鳴動を始め、彼方から朝日を浴びての真打ち登場!
イメージではもう少し列車の側面に陽が回るハズでしたが、八ヶ岳をバックにした時、それは些細なこと。
とにかく思い入れある山並みをバックに、好きな鉄道車両を、これ以上ない条件のもと、撮れただけで満足でした。
*小海線・野辺山〜信濃川上(川上村)
NikonD810+VR24〜120mm
2016.7.31撮影
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