晩夏の小海線大曲りからの甲斐駒ヶ岳

32Count

2009年08月27日 22:20



夏から秋の空気が入れ替わった今週始め、アルプスの峰がクリアに望岳できると確証して、小海線のお立ち台ポイント・小淵沢〜甲斐小泉へと出かけました。

釜無川を隔てていきなり標高2966mを擁する甲斐駒ケ岳の雄姿を列車と絡めることができ、SLが現役だった頃から鐵ちゃんが訪れる場所であります。
彼の峰は国道152号線「大門街道」の白樺湖を過ぎて、ほどなく下ったところでその姿を確認でき、まずはひと安心。

現場へと向かうクルマの中でイメージが膨らみます。

原村から韮崎へと通じる県道17号線の甲六川を渡ると山梨県、ほどなく小海線の大築堤が進行方向に見えてきます。

ここでちょっとしたミスを犯してしまうことに…。

小淵沢6時10分発の一番列車の時刻を勘違い、予想した時刻よりも早く件の列車が現れて、慌ててカメラを構えるハメになりました。

本来ならじっくり構図を決めて三脚に据えて撮りたかったところでしたが、それでも、まぁ、なんとか表題の写真を抑えることができました。

青田と雪のまったくない甲斐駒ヶ岳を取り込むことができました。

花崗岩質の白っぽくてキメの細かい岩肌を山麓からでも確認できました。

心配の米の実り具合ですが、素人目には稲穂の頭が垂れ、たくさん実っているようですが、実際はどうなんでしょうね?

この後、8時前まで小海線の列車を合計4本、中央東線の列車を合計5本ほど撮ることができましたが、陽が高くなるにつれ、徐々に雲が湧いてきて、4本目・7時48分発の223Dが通過する頃にはすっかり甲斐駒ヶ岳は雲にその頂上部を隠されてしまいました。

早朝は秋の気候に支配され、大門峠付近では寒くて暖房を入れたほどでしたが、時間の経過とともに、夏の勢力が盛り返してきたようでした。


*小海線・小淵沢〜甲斐小泉(山梨県北杜市<旧小淵沢町>)
NikonD200+VR18〜200mm
2009.8.24撮影
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