30年ぶりの北海道、幌尻岳バックの鉄道風景を求めて 根室本線編

32Count

2023年06月08日 23:15


線路の延長線上に意外にも大きく聳えていたのにはびっくり!!

『日本百名山』収録の幌尻岳(2052m)、

根室本線・幕別〜利別間の、十勝川橋梁を渡ってカーブしてくるその向こうに日高山脈の盟主にして最高峰らしいどっしりとした山容を余すところなく見せてくれていました。
4月1日放送のNHK R1『石丸謙二郎の山カフェ』で2回目の出演時、石丸マスターから冒頭で「日本百名山と鉄道、残り2座の進捗状況は?」と訊かれた時、

「時期を見計らって必ず」と宣言!?

全国放送で公言した以上その責任を果たさなければという思いで、残り2座のうち1座となる幌尻岳を撮るべく30年ぶりとなった北海道を旅していました。

そして…、

渡道3日目にしてようやく朝から晴れてくれ前日に車中泊した「道の駅南ふらの」から国道38号線を帯広方面へ進むと、

狩勝峠はまさに快晴!

東大雪の山並みから日高山脈方面にかけてクッキリ見えていたのですが…。

峠を下り新得から十勝清水、芽室へと進むに従って峠からは雲海に見えたエリアに入りこんだようで徐々に曇天模様となり、

それは帯広を抜けても変わらずで、期待していた日高山脈の眺めは得られず、でしたが…。

8時を過ぎた頃からやおら西側の山並み、雲の切れ間から姿を見せるようになり、

9時前、ついにその山脈の全貌が露わとなり、その中でも重厚な存在感を示す幌尻岳を指呼するに至ったのです。

標高2000mを少し超えただけなのに5月下旬でも豊かな残雪を抱くのは北海道の山ならではと感心しつつも撮影好適地を物色していると、

「池田町東30号踏切」からだと列車の背後に彼の山が入ることを確認するに至りカメラをセット、

ズームレンズを450mm相当にして岳を引き寄せる画角で4001Dの通過を待つのみでしたが、

久々の大物狙いで心臓はバクバク

踏切の警報器が鳴動し出すとその感覚はMAXに…。

そして、撮ったのが表題の写真となりました。

幌尻岳バックに撮った写真を見かけなかっただけにこれほど存在感を示してくれようとは!

とても嬉しい誤算。

『日本百名山』と鉄道、これで99座目をGet!!

いよいよリーチとなった瞬間でした。


*根室本線・幕別〜利別(北海道池田町)
NikonD810+200〜500mm(C-PLフィルター使用)
2023.5.24撮影


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