皆既月食とながでん

久しぶりのアップは今宵に繰り広げられた天体ショーから。

約１年半ぶりとなる皆既月食の話題から撮って出し。

午後、善光寺平は雲が広がったので「どうかな!?」と思ったのは杞憂だったようで夕方には綺麗に晴れわたり

毎度、満月を撮りに出かける長野電鉄・村山橋南詰へ。

部分食を眺めながらの運転はこれから本番を迎える天体ショーの序章にふさわしく、

今宵はやや北寄りからの月の出ということで、村山橋南詰の線路を挟んで東側にカメラをセットしていると、みるみるうちに月が欠けていき、

19時16分、皆既の状態に!!

赤黒く上空に浮かぶお月さまはなんとも言えない妖艶な雰囲気。

月を500mmの望遠レンズで、列車は標準系レンズで撮った画像をカメラ内で合成してみました。

実際の月はこんな高度は低くはなく、かなり高く昇っており、

あくまでも私のイメージ画像ということでお許しを。

今回の皆既月食、もう一つの見どころは皆既月食中の月に天王星が隠れる「天王星食」が観測できるということ。

肉眼では厳しい天王星ですが、撮った画像を確認すると、どれにも月の左下に小さな光が写っていたのでこれが天王星だと納得。

その部分をアップしてみると、


まさに月に天王星が隠れようとする時刻。

皆既月食による惑星食、前回が1580年、次回は322年後の2344年だとか…。

太陽系の壮大さとともに天体の動きの神秘を感じずにはいられません。


＊長野電鉄・柳原〜村山（長野市）
NikonD810+VR200〜500mm（月）、VR24〜120mm（列車）
2022.11.8撮影


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