貨物列車萌え!朝の篠ノ井界隈 北長野貨物編
▼DE10牽引による89列車は前日、隅田川貨物駅を出発して北長野へと向うコンテナ輸送貨物。貨車の後尾には後続の83列車、その隣りには坂城貨物2088列車が停車中。電化区間をDLが走るのは北長野駅での入換え作業のため
貨物列車の撮影が注目されています。
旅客列車がほぼ動力分散方式、つまり電車やディーゼルカーに統一され、機関車牽引の列車は一部の夜行列車とSLに代表される観光列車ぐらい…。
ごく日常ではほど遠いものになりました…。
これに引き換え貨物列車、一部は電車化されたものがあるものの、98%(←ざっくりとした私の印象ですが)ほどは、伝統的に電気機関車やディーゼル機関車による動力集中方式が採られています。
長い貨車を連ねて走ってくる様に力強さを感じるのです。
とは言え、拠点貨物化に加えモータリゼーションの波で、幹線筋でさえもだいぶ整理され、今日のメインは東海道・山陽本線と日本海縦貫線、本州〜北海道間といった物流の大動脈でしょうか。
そんな中、長野県は意外と貨物天国だったりします。
一番の財源(貨車の積み荷)は、京浜工業地帯と中京工業地帯の石油コンビナートからの石油輸送。
内陸県ゆえの事情です。
そして、首都圏と名古屋からのコンテナ輸送。
▼北長野貨物83列車は名古屋ターミナルが発駅。中央西線、篠ノ井線の山越えのため今もEF64-1000の重連でコンテナ貨物を牽引する
早朝の篠ノ井駅界隈、
この駅を中心として三方向、信越本線、篠ノ井線、しなの鉄道ーからの貨物列車が、100分の間に5列車も発着しております。
機関車はDE10、EF64-1000、EH200。
財源はコンテナと石油。
まずは北長野貨物の二列車。
6時台後半の時間帯、15分のインターバルに同一方向に貨物列車が出発していく姿はまさに壮観!
居住地近くにこんな場所があったのかと改めて驚かされます。
毎日、コツコツ物資を輸送する貨物列車。
彼らの活躍があってこそ、日常生活が成り立つことを考えると、なんともいとおしく、カメラを向けたくなります。
★89レ篠ノ井発6:43→北長野着7:10(DE10コンテナ/休翌日運休)
83レ篠ノ井発6:58→北長野着7:16(EF64-1000コンテナ/月曜日運休)
*信越本線・篠ノ井駅北方(長野市篠ノ井)
NikonD700+VR24〜120mm、80〜200mm
2010.11撮影
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