貨物列車萌え!朝の篠ノ井界隈 北長野貨物編

32Count

2010年11月28日 08:00

▼DE10牽引による89列車は前日、隅田川貨物駅を出発して北長野へと向うコンテナ輸送貨物。貨車の後尾には後続の83列車、その隣りには坂城貨物2088列車が停車中。電化区間をDLが走るのは北長野駅での入換え作業のため


貨物列車の撮影が注目されています。

旅客列車がほぼ動力分散方式、つまり電車やディーゼルカーに統一され、機関車牽引の列車は一部の夜行列車とSLに代表される観光列車ぐらい…。

ごく日常ではほど遠いものになりました…。
これに引き換え貨物列車、一部は電車化されたものがあるものの、98%(←ざっくりとした私の印象ですが)ほどは、伝統的に電気機関車やディーゼル機関車による動力集中方式が採られています。

長い貨車を連ねて走ってくる様に力強さを感じるのです。

とは言え、拠点貨物化に加えモータリゼーションの波で、幹線筋でさえもだいぶ整理され、今日のメインは東海道・山陽本線と日本海縦貫線、本州〜北海道間といった物流の大動脈でしょうか。

そんな中、長野県は意外と貨物天国だったりします。

一番の財源(貨車の積み荷)は、京浜工業地帯と中京工業地帯の石油コンビナートからの石油輸送。

内陸県ゆえの事情です。

そして、首都圏と名古屋からのコンテナ輸送。

▼北長野貨物83列車は名古屋ターミナルが発駅。中央西線、篠ノ井線の山越えのため今もEF64-1000の重連でコンテナ貨物を牽引する


早朝の篠ノ井駅界隈、

この駅を中心として三方向、信越本線、篠ノ井線、しなの鉄道ーからの貨物列車が、100分の間に5列車も発着しております。

機関車はDE10、EF64-1000、EH200。

財源はコンテナと石油。

まずは北長野貨物の二列車。

6時台後半の時間帯、15分のインターバルに同一方向に貨物列車が出発していく姿はまさに壮観!

居住地近くにこんな場所があったのかと改めて驚かされます。

毎日、コツコツ物資を輸送する貨物列車。

彼らの活躍があってこそ、日常生活が成り立つことを考えると、なんともいとおしく、カメラを向けたくなります。

★89レ篠ノ井発6:43→北長野着7:10(DE10コンテナ/休翌日運休)
   83レ篠ノ井発6:58→北長野着7:16(EF64-1000コンテナ/月曜日運休)

 

*信越本線・篠ノ井駅北方(長野市篠ノ井)
NikonD700+VR24〜120mm、80〜200mm
2010.11撮影



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