朝もや残る破間渓谷を往く下り一番列車
只見線の大白川。
交換設備が取り払われ「棒線」化した新潟口にあって、唯一の交換可能な駅になりました。
信濃川の支流・破間(あぶるま)川が織りなす渓谷の真っただ中に佇むムードでなんとも好ましく、何度となくカメラを向けています。
昨年までは駅員が常駐して列車到着の度にタブレットの授受が行われていましたが、CTC化(列車集中制御装置)により、駅員無配置となりこの光景も過去帳入りしました。
早朝と夕方に1本づつ列車交換が行われ、六十里越えの新潟県側の要の面目を保っています。
22日は只見線で運転されるSL撮影のため、再び新潟入りをしたのですが、SL列車とともに早朝大白川で交換するのDCは、「聖地」六十里越えを走る列車だけに私にとっては重要な列車。
疎かにはできません。
折しも大白川駅の直前の国道脇では、朝もやが斜光線を受けて針葉樹に束となって降り注いでいる光景に出合ったことに加え、破間川の流れの雰囲気にも惹かれたので、安直にもここでカメラを構えることにしました。
普段、この場所はやや平凡かな!?なんて思うふしもありましたが、朝のライティングが見事にそれを解消してくれました。
只見発小出行き421Dは、そんな光景の中、しっくりとハマってくれました。
*只見線・大白川〜柿ノ木(新潟県魚沼市)
NikonD200+VR18〜200mm
2010.5.22撮影
関連記事