最後の!?スイッチバック信号場・桑ノ原信号場で<しなの>を待避するN102編成

32Count

2018年08月15日 21:30


単線の亜幹線において列車密度を確保するため設けられた信号場。

それが山岳線になると勾配途上となるため、蒸気機関車を前提とした昭和の時代ではスイッチバックにすることで「坂道発進」を避けていましたが…、
複線化や新線開通といった理由でかなりの数が廃止されました。

石北本線の常紋信号場、関西本線の中在家信号場など、

かつては峠のサミット近くにあったことから蒸気機関車時代では撮影名所とされました…。

ここも列車の削減によって相次いで廃止され、

長野県内でも篠ノ井線では羽尾、潮沢に、中央東線では東塩尻にそれぞれスイッチバックの信号場が設けられていましたが、これまた廃止されてしまいました。

そして、最後に残されたのが篠ノ井線の桑ノ原信号場。

姨捨駅と稲荷山駅との中間点に設けられ、比較的列車密度の高い同線において、先にアップした高尾発長野行き441Mを始めとして結構な普通列車が待避のためスイッチバックしています。

<ムーンライト信州>の長野回送、

姨捨駅で上り434Mを交わした後、桑ノ原信号場では1006M<しなの6号>と8230D<リゾートビューふるさと>を待避します。

上り方折り返し線に停車中のあさま色189系を横に見下ろしつつステンレス383系が颯爽と25‰を軽々と走り抜けていきます。

かたやローカル運用に転じたとは言え、特急車両同士がスイッチバックで邂逅するシーン、

期間限定ではありますが、北信の地で目にすることができます。

本線と折り返し線との高低差とともに編成が絡み合っている様がスイッチバック好きには、なんとも萌えるところであります。


*篠ノ井線・桑ノ原信号場にて(千曲市)
NikonD810+80〜200mm(脚立使用)
2018.8.5撮影


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