信越山線最後の!?特殊排雪列車 復路編

32Count

2015年02月25日 18:00


特雪のラストラン濃厚ゆえ、撮らなかったアングルや視点を変えて迫るのが今回のコンセプト。

とくに片貝の丘の上からの「動止」、

ラッセル試運転の際では行っているのですが、雪のある作業中のものは、DE、DDとも撮っておらず、

トライしてみたいショットでした。
今回は片貝農道からのアクセス、

週末、かなり人が入ったようで、雪原には立派なトレースが出来上がっており、

加えて春先特有の締まり雪でかなり歩きやすくなっていました。

夏場、毎度、撮る柿の木の下付近をうろちょろ、

光軸と線路とが平行するポジション探しがなかなかキメられず、

宮野原踏切の警報機が鳴動を始めてようやく立ち位置を確保。

晴れて雪の反射が強烈なのと、9661レの寝ているスジを考慮すると、1/15秒以下にシャッター速度を設定しないと、背景は流れず、

なので、PLフィルターにND8を重ねて絞り値が上がることを抑えました。

それにしても、列車はゆっくりした速度、

そして、投雪はやはりナシ…。

レリーズポイントのスパンに入ったところで、シャッターを切り始めます。

背合重連は思っていた以上に長くって、後ろ側がカツカツになったのは反省ポイントでしたが、

取り敢えずイメージしていたカットを履修!!

(これで雪を飛ばしていれば…)

雪原で見送った多くのファンに応えるかのように長笛二声に及ぶのに至ってはジーンと

続いて、二本木駅に移動して、


同駅の出発シーンを撮影。

スイッチバック好きにはたまらないシチュエーションの中、DD14が転向線へと向かいます。


停止目標でいったん停止した後、ノッチを入れ少し前進すると、屋根からは蒸気機関車なみの排煙が噴き上がりました。

スイッチバックシーンに見とれてしまい、レンズ交換を失念したため、後ろ側のエグゾーストを半分切ってしまう体たらくぶりは残念でしたが、

ともあれ、特雪の撮影はこれにてすべてお開きに…。

9661レが高田駅に到着する頃、すでに長野市街地へと戻っていました。

2010年晩秋の訓練運転から追いかけ始めて、以来、約5年にわたって冬の風物詩の、この上ない被写体として、思い入れが深いいっぽう、

自然の厳しい場所を走るため、いい条件に恵まれることも少なかったですが、

地元住民の機動性をフルに活用して撮影できたのは至福だったと言えましょう。

2両のDD14の今後の処遇、とても気になるところです。


*信越本線・関山〜二本木、二本木駅にて(新潟県上越市中郷区)
NikonD700+VR24〜120mm(PL+ND8フィルター使用)
2015.2.24撮影


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