おおかた、ラッセルは雪降り時に出動することが多く、それゆえ気象の影響を受けやすく、予めその日の絵コンテを設定するものの、現場に行くとそれがひっくり返されることが多く、
あってないようなもの。
この日も、雪が止んだかと思えば、雷を伴う激しい降りになったりして、ポジションは決定できず、
なによりも吹雪いて視界が閉ざされるのを避けたいと、
結局、まずは無難に宮野原にて雪60レを迎えることにしました。
氷結した上に新雪が積もり、ツボ足でも膝程度までしか潜らず、新雪をスキーで滑走するようにダブルストックで快適な雪中行軍で踏切から「おでん標識」先へとアプローチ。
ストックと手足で雪を集めて50cmほどの台を作り少しでも高いポジションでラッセルを待ちます。
妙高6号が通過後、しばらくすると直近の信号が青色に変わり、ラッセルの接近を報せてくれ、
そして、吹雪の向こうに二条のヘッドライトが見えました。
今回はちょっと弱気に1/60秒の流し撮りにて。
列車の進行とともみカメラを左に振りますが、降雪最中とあって盛大な雪煙には圧倒!!
手前ではラッセルヘッドのアップ。
ウィングで掻いて舞い上がった雪、側方のエラのようなパーツ(呼称分からず…)で拡散する様子が映し出されました。
複線型はより鋭角的で防雪林を背景に朱色が映えます。
続いて…、
関山駅の妙高高原寄り、定番の坂口新田・防雪林バックのアンダーパス、
アウトカーブ側は何度も撮っているので、今回はインカーブ側から。
関山駅での下り列車交換のための停車を見越しての追っかけとなるため、予め撮影ポジションまではトレースをつけて臨みました。
特雪ではモロ投雪方向となるためNGですが、DE15ではそれも関係なく、
なによりも線路の左右に防雪林がある中を走るラッセルが新鮮に思えました。
ここでも盛大に雪を跳ね飛ばしてきました。
さらに妙高高原駅での停車時間を利用して、
上信越道のオーバークロス付近で三度目のお出迎え。
こちらは複線区間となり下り線側のウィングは閉じ気味ですが、ここも機関車本体を覆い隠すほどの雪煙に満足♪
で、ラスト、黒姫駅折り返しとなる雪61レはこれまた定番のアンダーパスからへ、
ここで知り合いのAさんとお行き会いし並んでの撮影。
前回は雪59レということで真っ昼間の撮影となり無難に撮ることができましたが、
意外と日没後の蒼い時を走るラッセルも捨てたものではありません。
1.27の特雪では積雪が少なくちょっと欲求不満が残りましたが、今日はどこも雪煙を舞上げてくれて、睦月晦日を飾ることができました。
明日も冬型の気圧配置が続くのだとか…。
*信越本線・関山〜二本木、妙高高原〜関山、黒姫〜妙高高原(新潟県上越市、妙高市、信濃町)
NikonD700+VR24〜120mm
2015.1.31撮影
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