日本一高所の湖　御嶽山二ノ池のBefore After

御嶽山の最高所・剣ヶ峰（3067ｍ）には８時半過ぎに到達。

約４時間弱の登山でしたが、10数年前に比べると明らかに遅くなりました。

コロナ禍のせいにはしたくはないのですが、やはりトレーニング不足が要因だったかと。

九合目あたりで太もものあたりがパンパンになって一歩一歩が妙にしんどかったりしました。

とは言え、2014年の噴火以来、長らく閉ざされてきた御嶽山最高所である剣ヶ峰への登頂はまことに悦ばしいことで。

折からの晴天と相まってとても気持ちよく絶頂からの眺望をしばし楽しむことにしましたが…、

ここで目に飛び込んできたのが山頂直下に位置する二ノ池の変貌ぶり。

標高2905ｍに位置する日本一の標高に泉をたたえる高山湖です。

しかし火山灰に池の2/3ほどが覆い尽くされ水があるのは西側のほんの少しばかり。

参考までに噴火前の画像と比較すると一目瞭然！


2007年８月の剣ヶ峰からの眺望です。

湖畔に降りてみると、


↑こちらが2020年のもので、


↑こちらは2011年当時のもの。

火山灰の堆積でこれほどまでにも池が後退するとは!!

池のほとりは火山灰が今も積もり手で掬うと風に飛んでいくほどですが、ガラス繊維を含んでいるだけに目の網膜にとってヤバい存在で…。

自然の脅威を感じずにはいられないとともに噴火で犠牲になられた方のご冥福を祈るばかりでした。


＊御嶽山にて
NikonD810+VR24〜120mm（PLフィルター使用）
2007.8.12、
2011.8.28、
2020.8.16撮影

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