会津盆地に青い客車列車を追いかけて 二題
磐梯山登山のキッカケを作ってくれた磐越西線での「SL青い12系客車号」ですが、
15日、自宅を7時半過ぎの出発となり、途中、高速道路で時短を目指したものの、馬下には11時を過ぎての到達となり、
列車は30分前に通過しており、さらに長時間停車の津川駅の出発時間にも間に合わず…。
鹿瀬から阿賀野川沿いを迂回する磐越西線に対し、直線的に山越えして西会津へと向かう国道49号線を走れば上野尻駅手前あたりであれば間に合うハズ。
毎度の群岡がよぎったのですが、キャパ的に無理がありそうな予感がしたので、国道沿いで以前から気になっていたインカーブでスタンバイすることに。
4,5人の先客があったものの、なんとかポジションを確保。
そして、十数分後、オリジナル塗装・12系客車5車を従えたC57-180が、軽やかに通過していきます。
運転席のある公式側からの撮影、
標準レンズの画角と相まって、ごく自然な長さに見えるシゴナナのフォルム、
そして、青い12系客車…。
初めて汽車にカメラを向けた時の胸の高鳴りが蘇ります♪
う〜ん、たまには基本に立ち返るのは悪くない、と。
そして、復路。
喜多方→山都にかけての山越え区間で撮ろうと決めていましたが、
舞台田や松野踏切での人出を避けて、慶徳トンネルの手前のストレートでお迎えすることにしました。
このマイナーポイント、さすがに先客はおらず、最終的にも4名とまったりとした感じでしたが、
山際とあって露出値がとても厳しく、ISO感度も4ケタでの設定が迫られるほど。
やがて直近の踏切が鳴動を開始すると、C57-180はカーブの向こう白煙を吐きながらやって来ます。
5車とあっていつもよりも身軽なのか、11.4‰の上り勾配をもろともせず、わりあい早い速度、
直線に入ると白煙を後ろにたなびかせての走りは急客機ならではのスピード感。
目の前を走り過ぎると、トンネルの手前で汽笛一声。
今回、実現した磐越西線でのシゴナナと青い12系客車の組み合わせ、
営業運転ではあるようでなかっただけに、山口線の運転当初、さらには現役蒸機時代の臨時列車を思い起こさせてくれました。
戦前、戦後の違いはありますが、昭和期の国鉄時代に製造された車両だけに、オリジナル塗装の出で立ちは、やはりしっくりします。
12系客車はこの後、新津の車両工場へ入り整備を受けるとのこと。
(噂では魔改造が施される!?)
果たしてどんな姿で出場するのか、期待と不安が交錯します。
*磐越西線・野沢〜上野尻、喜多方〜山都(福島県西会津町、喜多方市)
NikonD810+VR24〜120mm
2015.11.15撮影
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