さらば、山スカ!! 奥秩父登山の思い出

32Count

2014年12月05日 12:00


前回アップのタイトルでふと考えこんでしまいました。

「山スカ」というフレーズ、

115系横須賀線色という使われ方のほか、山ガールにおける山スカートの意味あいもありました。

登山という過酷な現場でのスカート、昔は考えられませんでしたが、下にスパッツを重ねることでオシャレに変えてしまうあたり、

女性のファッションはなかなか奥深いものがあります。
閑話休題…、

しばらく東線の撮影から離れていると、山スカ運用がすっかり頭から抜け落ちていました。

(朝の時間帯に集中して、昼間はちょろちょろ、午後ポチポチといったところでした)

自宅を出発するのが遅かったこともあり、午前中は小海線や東線の富士見付近をうろちょろ、

山スカの運用区間でもある勝沼に到着したのは午後2時を回ってからでした。

時刻表を繰ると上り列車が何本かあり、奥秩父の山並みもクリアに見えていたことから、

勝沼ぶどう郷駅へと向かいました。

下り方ホーム先端の定番アングル、

春先は満開の甚六桜と甲武信ヶ岳とのコラボで撮りましたが、今回は落葉しつつある紅葉の葉と新雪の岳をバックに336Mを撮!!

意外にも先客は一人のみ、その方から336Mが山スカであることを教えてもらい、表題の写真をコレクションできました。

斜光線がスカ色をいい色合いにライティング♪

山スカに乗って奥秩父の主脈には登ってはいないのですが、大菩薩連嶺には二度ほど行きました。

一度目は高校1年次の冬、

ワンダーフォーゲル部の岳友と二人で、新宿駅を23時55分発の長野行き441Mに乗り、塩山駅へ。

ところが塩山駅には深夜の2時頃の到着で始発のバスまでは4時間近くも待たなければならず、

寒い待合室で過ごすのは若いとは言えツライものがあったので、一計を案じて開いていた小料理屋でお茶漬けを注文して閉店まで粘りました。

(今の時代、この手の店、18歳未満は入店できなくなりましたね)

翌日は大菩薩嶺から小金沢連嶺を縦走する予定でしたが、冬晴れが大半を占めるこの山域では珍しい雪降りのため、大菩薩嶺のみの登頂で終わりました。

そのリベンジを果たすべく、高校3年次の春先、丹波山村から夜通し歩く「かもしか山行」を決行、

ラストはほうほうの体になりましたが、小金沢連嶺を全山縦走して、初狩駅へと到着した時、何とも言えない安堵感に満たされました。

初狩駅から乗った115系各駅停車、ボックス席に座ると間もなく深い眠りに落ち、終点の高尾駅で車掌さんに起こされるまでぐっすりでした。

もし、新宿行きだったら確実に歌舞伎町の街灯りを見ていたでしょう。

置き換えの211系1000番台、多くはロングシート仕様となり、快適な眠りも得られなくなるのかな!?

時代の趨勢とは言え、寂しい限りです。


*中央本線・勝沼ぶどう郷駅にて(山梨県甲州市)
NikonD700+VR24〜120mm(PLフィルター使用)
2014.11.27撮影


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